宮内庁2019年1月1日新天皇即位「困難」

宮内庁の西村泰彦次長が17日、2019年1月1日に皇太子さまが新天皇
即位される案を政府が検討していることについて「困難」
というニュース。
記事を読むとまさにお役所根性丸出しである。
長年決まったことがあるから新しいことはできない、という。
実際、皇室は国民に見えないところでも祭事があるから、ある意味もっともである。
しかしながら、その考え方が天皇に退位を言わせた原因ともいえる。
自分たちのお仕事のため、天皇をダシに使っていたのである。
だから天皇は悲鳴を上げたわけで。
それがわかっていないのが辛いね。
宮内庁自体の改革、刷新が必要なのかもしれない。
国事行為、法的な拘束があるというのならそれも国会で改革すべき案件である。
それをのうのうと、正月から忙しいと公表する。
天皇もさぞ辛かったことだろう。
例えば、近所の中学校で聞いた話。
学期ごとに始業式終業式。
春には入学式と卒業式。その練習もある。
4月には身体検査や体力測定、遠足がある。
2年生は林間学校、3年生は修学旅行。
さらに球技大会、合唱祭、芸術鑑賞会。
運動会、文化祭という大イベント。その準備や練習。
さらに統一学力検査やボランティア活動。
受験などの進路指導、三者面談。
さらに大人の都合の教員の研修、PTA活動を入れる。
ここから、土日祭日や夏冬春の長期休みをのぞくと
普通に勉強できる日は何日になるのか。
さらに実はものすごく大きい割合になるのが部活動、課外活動。
生徒も教員もサービス残業だ。
天皇も中学校も本来の目的、仕事よりもお役人から押し付けられた仕事が多すぎる。
先日、福島絡みのイジメ事件が話題となり、教員が気づかないことに批判が集まった。
天皇が「体力の限界、退位したい」と言いたくなるのもわかる気がする。