原因究明は進行中だが、
その1 言い分
管制官は見落としを認めるような報道があった。
しかしながら、両機のパイロットはすべて自分が正しいと言っている、という報道である。
一つには、前代未聞、羽田の滑走路上で飛行機の衝突など誰も経験していない。自分の身を守るばかりでなく会社を守るためにも「自分は悪くない」と言いつつけるのだろうか。
もし単独事故なら全てパイロットが責任を負うことになるはずだが。
その2 見えないの一点張り
海保のパイロットは着陸ライトをつけて近づいてくる全幅60mのA350が見えなかったという。JAL機のパイロットもタッチダウンしたあとでも見えなかったと言う。確かに1分前秒速100mぐらいなので6km手前では滑走路の誘導灯で見えないことはなんとなくわかる、ただしタッチダウン寸前まで全く見えなかったというのは信じがたい。ギリギリでゴーアラすれば機体の一部が壊れる程度で済んだかもしれない。
何度もここで書いているが、管制官は見ていなかったことにしても、両機のパイロット4人が全員見えなかったというのはキャリアを積んだパイロットの発言としてはなんとも。
その3 海保羽田基地
昔から海保の基地はモノレールから見えていた。(たぶん) だから海保の基地は羽田にあるべきというのは合理性がない。旅客機だけでほぼいっぱいいっぱいの羽田空港に海保がいる意味がない。プライベート機や海保などの機体は羽田ではなく厚木や下総や入間や調布などに引っ越したほうがいいのではないか。どうしてあんなに混んでいる羽田に居座る必要があったのか。今回の事故でつくづく思ったのである。