クイズ番組

昨日のクイズ番組は私にとってネガティブな神回だった。
小学生より賢いか、という小学生の問題を大人が答える番組だ。
出てきたのはモノマネ芸人の母と小学6年生の息子のペア。その紹介で芸人の母はいいのだが息子は番組始まってからのヘビーウォッチャーだという。対策は完璧だという。ちょっと食い気味に見ていた。
第一問、大陸に近い平坦な海底を何というか。A大陸棚、B大陸椅子、C…。
すると迷いだして早速ヘルプのカードを使おうかと悩んでいる。ヘビーウォッチャーのわりに学力は低いのである。その後も簡単な問題でえらく悩んでいたのだけど、ああ、ここで私も番組の構成作家の術中にはまる。なんだかんだでなんと100万円まで行ってしまった。「なんだよ、あの程度で100万円かよ」と思っていたら話は違った。なんと300万円の最終問題に挑戦するというのだ。だめなら0円である。この番組の最終問題は私は一度も正解したことがない。ヘビーウォッチャーなら300万円取れる可能性が極めて低いことはわかっているだろう。やっぱりちょっと低い小学生だ。もしくは最初から番組に仕込まれていたのか。当然、結果は早々にバツになって敗退、賞金0円だった。
もし、本当に100万円が欲しかったのなら。0円になった原因は何だったのか。と真剣に考えてしまった。
もう一つ、100万円300万円をどうするか、というときに小学生に決めさせるだろうか。子供は欲しがりである。もっとたくさんもらえる、もっとゲームができるとなれば欲しがる、やりたがるのではないか。
逆にかなり賢い子供なら一歩引くことも知っているような気がする。