まずネーミングを

何戦争と呼べばいいのだろうか。
イスラエルが絡んでいるのはわかるが、相手はガザなのかハマスなのかパレスチナなのか。更に新しい組織の名前も出ている。そもそもがイスラエル建国時からの戦争でもある。もっと古くはイエス・キリストの時代からの戦争でもある。どこから、誰と誰、1万キロ離れた異国の異人種の異宗教の争いなど私らにわかるはずもない。

訳あって、子供と話す機会があった。そのときに私が説明したのは。

最近、くまや鹿が街に入ってきて人を襲うというニュースをよく見る。今年は特に多いとか、凶暴化しているとニュースで言っている。
人間は勝手に道路や畑や家を作って「ここからは私達の縄張りだ」というのだけど、もともとはクマさんやシカさんたちの森だったところを人間が勝手に入ってきて勝手に線を引いたにすぎない。つまりクマさんたちは今まで住んでいたところを奪われたわけだ。勝手に引かれてしまった境目を超えると「クマが出現」と人間たちに追われる立場になる。しかしながら、狭くなった山の中で食べ物の争いが起きていて強いクマが自分の縄張りを作っている。弱いクマはその外側に逃げるしかないのだけど、今度は人間の縄張りが。
悪いのは人を襲うクマさんなのか、人間なのか。
これがイスラエルパレスチナの問題なのである。もし人間がクマに襲われて死んだとすれば、その家族は「クマを全部殺してしまえ」と思うに違いない。クマさんも自分の家族が人間に殺されれば同じ気持ちになる。
ポイントは「もともと相手と仲良くする気持ちがない」ということだ。

子供には話さなかったが
さらに人間の悪いところは、80年前の日本、戦後の韓国のようになんにも被害がないのに特定の相手を憎むように教育されていること。更に韓国中国はあれだけ過去の憎しみを発散しながらもちゃんと貿易や観光はして金儲けしている。人間はクマさんを殺す資格はないような気がする。