猿之助逮捕で『鎌倉殿』配信停止の可能性

三谷幸喜大河ドラマ3作すべてで逮捕者…猿之助逮捕で『鎌倉殿』配信停止の可能性
というヤフーニュースを見た。

不倫に始まって、薬物などの不祥事が起きると芸能人本人だけではなく出演作まで叩く風潮がある。TVCMで「叩くよりたたえよう」というのをよく見るが、そんなことはお構いなし。TVも一緒になって叩く方である。
そもそも当事者関係者以外は事件になんの関わりもない。関わりもないのに叩くのである。クレーマーを超えて精神病だな。ところが精神を病んでいる彼らの身勝手な正義に対してバカマスコミが迎合する。
ここで本論だが、芸能人は普通の人ではないから芸能人なのである。普通のサラリーマンを見ていて楽しいことなどなにもない。芸能人は普通じゃないから見ていて楽しいのである。金はたくさんもらえるし異性にはモテモテである。普通のサラリーマンじゃありえないのである。それなのにいざ不祥事となると普通のサラリーマンのような真面目さを求めるのである。

NHK映像の世紀ビートルズを前後編でオンエア、面白かった。その中でビートルズメンバーが薬物をやっていたと。その後、70年代から80年代にかけて薬物が原因でポール・マッカートニーローリング・ストーンズの日本公演が中止になったのは有名なことだ。そんなに薬物や不祥事が気に入らないのならば、彼らの音楽を封印すべきではないのか。もし、ビートルズローリング・ストーンズが非社会的だと封印するとするなら、ソ連や中国の西側文化の封印政策となんらかわりはない。そんなことを言うならモーツァルトショパンベートーヴェンもちょっと怪しい。1940年代はクラシックでさえ政治的に封印されていた。
つまり制作者や出演者がなにかやらかしたから作品を否定したり封印するというのはおかしいのである。
一部のクレーマーが騒ぐからと封印してしまうのは、文化的に間違っている。見たくない人が見なければいいだけなのである。綺麗事だけ騒ぎ立てているビートルズの偉大さを知らない人はSNSの狭い世界だけで楽しく生きていればいい。現実社会には出てこなくていいし現実社会の人はこの人たちを相手にする必要はないだろう。