ミニオンズ映画評

2015年のベスト、という記事を見てがっかり。
今さらの初めて観た。
よくよく考えるとミニオンは何もしゃべっていない。
正確に言えば何かをしゃべってはいるが何を言っているかわからない。
ある意味、全編パントマイム、無声映画なのである。
ところが感情移入はできるし、お腹が痛くなるほど笑える。
もちろん、ナレーションの妙もあるのだけど。
さらに地球史上“最強最悪"のボスを探す、というブラックな感じ。
恐竜の時代から行き着いたのが1968年というのがさらに笑える。
ビートルズローリング・ストーンズの全盛期。
エリザベス女王もまだ若い。
アメリカはベトナムや人種問題からヒッピーなどなど
世界中の誰が見てもわかりやすい時代だったわけで。
絶妙な設定なんだな。
この手のCGではディズニーが思い浮かぶが
これほどの完成度とはユニバーサル恐るべし。