《福岡バーベキュー4人死傷》“大荒れ”保護者説明会

死亡事故を起こしてしまったことを受け、事故から3週間以上が経った6月17日通称「ハリビ」は保護者に向けた説明会を実施した。だが、満を持して開いたはずのこの説明会は、学校側の予想を超えて大いに荒れることになった――。
というヤフーニュース。

死者が出てしまった。一方的に学校が悪い。という状況。
被害を受けた保護者がお怒りになるのはごもっとも。ただし4人だけである。その上すでに原因までしっかり報道されていて説明会で新たにわかることはほぼない。
と、学校側は思っていたのだろう。しかしながら紛糾したとの報道である。原因は何なのか。
実は私の職場で子供をこの学校に行かせたという親がいた。その人が言うにはこの専門学校に良いイメージを持っていない。その人の意見だけですべてを決めることには無理があるが、この報道を見ると多くの親が不満を持っていたことがよく分かる。
保護者の不満と今回の人身事故、簡単に結びつけるには無理があるにしても潜在的に因果関係はあったのかもしれない。
私塾や私立学校が経営を安定させるには、そこそこの手段を使わなければならない。実際に教育理念が世間に理解されるにはそれなりの年数がかかる。ただし、経営は待ってはくれない。ということでユーザーにあたる保護者にとっては貯まっているものもあったに違いない。

今の教育は教育理念などとは言っていられない。私立も公立もひたすら保護者からのクレームに四苦八苦している。今の時代「先生の〇〇が気に入らない」も立派なクレームだそうだ。気に入らないでクレームとなっては教育は成り立たないのでは、と考えるのは昭和の私。今はそんなクレームに対応できるようにマニュアルがあるし、新人教員にはその対策を教えこんでいるとか。そもそもがなんで専門学校で学校主催のBBQをやることになったのか、考えるだけでついつい専門学校の養護をしたくなってしまう。事故が起きてからでは遅いのだけど。