梅雨入り

関東地方も梅雨入り、今日もじめじめ蒸し暑かった。
運が悪いことに、私の仕事場だけエアコンが無い。薬品を扱う実験室みたいなところなのでエアコンを入れてほしいなあ。
更に午後に研修会、「早退しないでね」と仲の良い世話になっている同僚に釘を差された。その研修室にエアコンがない。汗を拭きながら講義を聞かされることに。
別に悪意はないのだけど、若い講師の大先生に素朴な質問を何度かしてしまった。
もちろん大先生のほうが専門家なので丁寧に回答してもらったが、私の質問が理にかなっているのか「鋭い質問ばかりで、私が研修を受けているようです」と返された。
具体的な内容を書きたいのだが、仕事上の具体的なネタはブログには書かないという方針なもので。(笑)

先程までTVニュースを見ていて気になったネタが「消毒用アルコール」の事件。
見慣れた施設の入り口においてあった消毒用アルコール。2020年頃から広まったのだが賞味期限が3年だそうで、今後期限切れの消毒用アルコールが大量に廃棄されるという。
そのニュースでは「洗面所などに流してしまうのはだめだ」という。アルコールは気化しやすいので下水管に溜まった場合に事故が起きやすいという。個人的な意見だが数百リットルを一度に廃棄となれば危険だが、たかだか家庭用の余りの数百mlを流すのなら配管の消毒にもなっていいではないかと思ってしまう。
そもそも賞味期限とあるが、消毒用アルコール、60%以上のエタノールはそう簡単に腐ったり機能を失ったりはしない。馬鹿みたいに賞味期限を見て「捨てよう」という人のほうがどうかしてる。さらに、それを面白がるテレビ局は悪質である。
ちなみに、そのテレビでは消毒用アルコールの正しい捨て方は「新聞紙を丸めたものに染み込ませて乾いた頃に捨てる」と言っていた。バカの極み。かわいたらただの丸めた新聞紙である。新聞紙に染み込ませた直後に近くで火を扱えば大事故だ。
だったら晴れた日にアスファルトにちょっとずつ撒いたほうが安全だと思うが。
職場にも顧客にも異常にカビ臭いやつがいる。洗濯物の生乾きってやつなんだろうが、そういう人のトレーナーやシャツに残った消毒用アルコールをかけてあげたらいい。臭い人に言いたい、そもそもこのジメジメした季節になんで長袖の臭いトレーナーを着ているのか。(笑)

もう一つ
どこかの田舎の専門学校でBBQの催し。そのときに生徒が火が弱い炭火に消毒用アルコールを加えたところ、爆発的に燃え広がり18歳が死亡したというニュース。科学的な知識の少ない人達に「馬鹿だ」というのは簡単だが、燃焼促進剤の知識は大人になるまでに身につけるべきだと感じた。天ぷら油や灯油は触るとベタベタしている。よく燃えるのだが直接火を近づけるか高温にしないと燃えない。だから家庭用ストーブに灯油が使われる。
ガソリンやアルコールはちょっと違う。沸点が低く常温でも気化しやすい。つまり液体燃料ではあるが性質はガスボンベのガスに近いのである。高校の化学で言えば分子量が違うのである。アルコールでも分子量が大きいアルコールは油に近い性質になる。
BBQや花火大会でのガスボンベの事故や天ぷら油の火災や今回のアルコールの事故のように身近な物質でも少し使い方を誤れば死者が出る大事故になる。