危険ドラッグ

去年、池袋や長野県でドラッグ絡みの自動車事故で未来ある若い命が失われた。
長野県の方は今日あたりに判決が出るとか。
今日のニュースで興味を持ったのが亜酸化窒素。
これを吸い込んでいい気持ちになるらしい。
医療用では古くから麻酔薬として使われていたそうだが。
私がこのガスを知ったのは意外なところだ。
ずい分前に科学者のファラデーの伝記をドラマ化したものを見た。
ファラデーは真面目な印刷職人だったそうだ。
科学への関心が強く、当時トップクラスの科学者だったハンフリー・デービーに弟子入りしている。
wikiでは
後にデービーは三塩化窒素の実験中の事故で視力を損なった。
この事故のためデービーは助手としてマイケル・ファラデーを雇うことになった。
とある。
デービーはいろいろなガスの実験でも有名だったが
そこで覚えた笑気ガス、亜酸化窒素を常用していた。
デービーはこのガスの吸い過ぎが原因となって50歳で死んだ。
つまり、18世紀の危険ドラッグだったということだ。
それが、21世紀の今頃になって話題になるとは驚いた。
科学はおおいに進歩しているがドラッグに頼る人間はほぼ進歩していない。
ちなみに、デービーは多くの研究をしたとされているが
実際の大発見には至っていない。
弟子のファラデーは、彼の名前がつく法則が幾つもある通り
電気と磁気などの研究で多くの発見をしている。
デービーの最大の発見は科学者ファラデーを見つけたことだとされている。