今日の八村塁

テレビニュースをみていると、高い確率で「今日の八村塁の活躍」をワンポイントでオンエアする。天下のアメリカのプロバスケットに、というスタンスなんだが。
そもそも日本人というのが大前提の報道なんだけど、彼は日本国籍があるだけで日本人(大和民族)ではない。私も長いこと生きているがあんな日本人に会ったことがない。次に「あの有名なアメリカのプロバスケットボール」というのだけど、私の周囲でアメリカのプロバスケットのチームの名前を3つ言える人はいない。そもそもバスケットボールに興味のない人が大半。実は私は中高でバスケットボール部だった。クソ暑い体育館で胃液を吐くような練習もしたことがある。だからと八村塁を手放しで応援しようとは思わない。さらに二桁得点の大活躍というのだけどチームは毎度負けている。負けても大活躍というのならそれは評価の仕方がない次第だが、一般的に負けているチームで大活躍となれば、イチローや大谷のように記録的な活躍をした場合だと勝手に思っている。つまりいろいろな角度からみてどうでもいいニュースなのである。それでもほぼすべての局のニュースで同じ映像を流して「大活躍」というのはなぜなのか。

広島G7が終わって月曜から日常に戻ったとニュースでやっている。首脳たちが喜んだという広島焼きは人気上昇、と言っているがもともと人気があるものである。私も先日ついつい近くのイオンで広島焼き500円を購入してしまった。帰宅して食したわけだが第一印象は「イマイチ」。やはり広島のスーパーで購入した広島焼きとは違うんだよなあ。もちろん広島の鉄板の上で焼いてもらった広島焼きは、、言うに及ばず。である。自民党政権、岸田にとってはG7は大成功といいたいのだろうが、その9割はゼレンスキーの電撃参加である。所詮お決まりのイベント、行事であるから何かサプライズがなければ記憶には残らない。ちょっと強引ではあるがサプライズ企画としては大成功ということだ。
そのために地元の学校は3日間休校、お国のためなんだから3日くらい何だ、という発想こそが戦時中と同じ考え方なんだよね。国益のために教育は犠牲になるべきという考え方。実はこの考え方をした国はその後崩壊しているわけで。日本も70年前は例外ではない。今の政府は少子化対策のため、子供のためと口先でいっているが実際はごく狭い範囲の国益が優先というのが本音だな。