GW、旅行に行くのは2500万人

GW期間に1泊以上の旅行をするのは2500万人という推計値だそうだ。
5軒に1軒は旅行に出かけるそうだ。逆の見方をすれば5軒のうちの4軒は出かけないということでもある。とはいっても日帰り旅行や商業施設へ行く人数もカウントすればやはり民族大移動となるのだろうか。
我が家はもちろん旅行計画はない、どころか嫁さんは思いっきり休日出勤、手当を狙っているらしい、が、家族がいる社員から頼まれた形跡もある。
我が家は子供がいないのでなんとでもなるのだが、小学生ぐらいの子供がいる家庭ではそれはそれは大変なんだそうである。とにかく、部屋が3つぐらいの小さな家に家族4人、5人が何日も顔をつきあわさなければならない。中学生ぐらいになれば勝手に友人と出かけることだろうが、小学生以下だと勝手にというわけにもいかない。となれば狭い家の中で「どこかへ連れて行け」の大合唱。親子でいたたまれない状況が何日も続く辛い10日間なのである。横着な私などゾッとする話である。目の中に入れても痛くないかわいい子供ならいいのかもしれないが。

どこかの情報バラエティ番組、カズレーザーが出ている番組で渋滞予想のネタをやっていた。私らのように長年クルマと生きている人間には言い古された当たり前のことを新情報のようにやっていたのが笑えた。
20代の独身時代、付き合っていた女の子が都心を挟んで反対側の郊外に住んでいた。都心に出るにはどちらからも1時間、デートは有楽町か新宿が待ち合わせ場所だった。というわけで連休のときに仲間も一緒のドライブデート。東北道の記録的渋滞を北に向かった記憶がある。ネットもメールもない時代。車内でつもる話をするのが目的だったから大渋滞も、5速MTもそんなに苦ではなかった。(笑)
今の嫁さんと結婚してからは、わざわざ渋滞を走る理由もない。普段からずっといっしょに住んでいるのにわざわざ渋滞で2人でいる理由はない。

昭和の終わりから平成の初期の頃を思い出してしまった。
するとHDDの音楽が何故か「吉田拓郎」になった。
新しい職場は珍しくいい人ばかりで良かったのだが、所詮全員初対面で神経はすり減っている。30年前の思い出と吉田拓郎がやけにしみるのである。「私は今日まで生きてきました~」