今のコロナ対策は壮大な社会実験


今日は朝から雨だった。一昨日の早朝4時の月。

全国で10万人20万人となっても政府は動かない。今回は尾身会長も言葉は多くない。重傷者数がそれほど伸びていないがすでに発熱外来などでの病院の逼迫は始まっている。これだけ感染者が多いと医療従事者も感染もしくは家族が感染ということで人手がたりていないのだそうだ。さらに昨日のニュースを賑わしたのがJR九州で運転手などが感染して列車の運行ができなくなったという。このまま警官や消防などで不具合が出てきたところでようやく政府が動くということかな。
これまでは先回りして迅速な対応というのが美談だったが、実際は営業ができないのはおかしい、もっと補助金をという批判的な意見が多かった。今回はどうぞ営業を続けてください、どうぞでかけてください、という話。それで感染が広がって動けなくなるのはあなたのせいですよ、と言わんがばかりである。
自己責任の限界はどのへんにあるのか、感染学でも統計学でも興味のある社会実験だと思う。
もう一つ、科学的に比較したいのなら「アメリカで1日何万人、イギリスで何万人」とニュースで羅列しているが、母数になる人口が違うではないか。比較するのならまず母数を言ってからではないのか。

さらに感染力が強い新株が出てきているそうである。100年前のスペイン風邪は壮大な集団免疫が3年で達成されたそうだが、コロナは変異が早くてなかなか収まりそうもない。マスク生活はまだまだ続きそうである。