7年で3度の大規模水害「人災だ」 大崎名蓋川決壊 

何度かドライブや鉄道旅行に行ったことがあるがとても良いところである。
ちょうど鳴子温泉の入り口になる地域だ。
ずっと不思議に思っていたのだがこの地域をずっと古川市だと思っていた。新幹線の駅も古川駅である。さらに、新幹線と東北線の駅は離れている。東北線の駅は小牛田駅である。この駅名は「こうしだ」ではない。「こごた」である。その上陸羽東線の終着である小牛田駅だが地名は小牛田市(町)ではない。多分大合併の結果だとは思うがなんともわかりにくい。
のどかな田園風景、1時間走れば鳴子温泉、1時間走れば仙台、交通の便もいい。
ところがである。東側は山形県堺の山地が広がっていていくつもの沢から川が東に流れている。その川が集まっている扇状地のようなところに大崎市があるようだ。
水害が何度も起きているとのことだが、そもそもそういうところに住んではいけないのである。特にこの地域は何本もの川に挟まれた地域である。川は水の恵みを与えるが災害も与えるのである。
都心の湾岸地域に高層マンションが乱立しているが、昭和中期の台風以来東京近辺での大水害は起きていない。政府は絶対都心を水没させないという強い意志で川の整備をしてきたからだ。そんな場所は全国でもそう多くはない。普通の河川は常に水害の危険と隣り合わせなわけで。それを知ってか知らずか住んでいて、水害が起きると他人のせいにするのは良くないかな。かと言って家がどろどろになるのは可愛そうだが。低地に住むというのはそういうことだ。
我が家は周囲が全て下り坂の丘の上にある。水害とは無縁な土地だが駅へ行くにもスーパーへ行くにも帰り道はいつも登り坂。年をとるとけっこうキツイのである。駅から坂道無しで家に帰れる人をいつも羨ましく思っている。
人生で1回か2回の水害で嫌な思いをするか、毎日坂道で嫌な思いをするか。究極の選択だわな。