教室のエアコン壊れたというニュース

沖縄の高校で教室のエアコンが壊れて欠席者続出という。
原因はメンテナンスや老朽化ではないらしい。そもそもが公共機関の多くがリースで賄っていると言う。管理はリース会社にある。
私の職場も特に客が出入りするスペースは換気が求められている。そのため盛夏や厳寒の時期も大げさに窓を開けて換気をするのである。夏なら当然室温が上がるのでその分エアコンを最強に設定するわけだ。コロナ対策だから仕方がないとそこそこ大きな事業所の殆どの部屋でこの無駄な行為を強要している。窓の近くのデスクの社員は常に熱風を浴び続けるわけでたまったものではない。
私は立場は最低なんだけど年齢は上の方、勝手に窓をしめた。若い社員や客のためだ。もちろんその後に管理職に呼び出されて「君は何もわかっていない」と説教を受けることになる。
そんな使い方を2年も続けていると業務用エアコンであっても3年目で壊れるということだ。もちろんニュースにあったエアコンはすでに何年か使われていたのだろうし。どんなに冷蔵庫の開閉を気をつけて節電しても窓を開けてエアコン最強では本末転倒だ。
コロナ感染予防は喫緊の課題だったわけでこのアホな行為もわからなくもないが職場や学校なら1時間に1回位の換気で十分ではないのか。
古い映像を見ると戦争での〇〇兵器の対応のため、〇〇病予防のためにずいぶん非科学的な方法の行動をみて笑ってしまうが本人たちは大真面目。窓を開けてエアコンを壊れるまでガンガン回す愚行も何十年か経って見れば笑われるのだろうな。その上電力不足というのだからさらにマヌケな話だ。

もっとマクロに見てみよう。
先程のニュース番組でやっていた電力逼迫、2010年には原子力は25%だったが2021年は2%、再生可能エネルギーは増えているが火力は75%(くらい)と表示していた。有効な手段の原子力は感情的理由から手を付けずに馬鹿みたいに高価な化石燃料を燃やし続けて平均気温を上昇させて偉そうに「電力はなんとかなりそうだ」とうそぶく。停電しないだけである。世界のことも未来のことも何も考えてはいない。
多くの方がお使いのEVやPHEVも電力需給の観点からはなんのプラスにもなっていない。どちらかと言えば個人の利益のためなのだろうが、今の価格と今後の電力値上げを考えると本当にお得かどうかも微妙な感じである。