学校教師のレベル、暗記に強い子が成績が良い

2021年4月から新しい学習指導要領の導入されたことで、教科書の内容が質・量ともにかつてないほど大幅改定され、成績が下がった生徒が続出したのです。中学校の指導・テストは依然として「暗記中心」と問題点を指摘した。
というヤフーニュース。

この記事の問題点は
「学校の教師の指導が教科書の内容に追い付いていないという、明らかな証拠と見ることもできます。」と、教師の批判ありきで進めていること。
先日も後輩の子供に電池を使った配線図の問題を出したら親子でギブアップしたと書いた。
業界用語では「論理的に思考する能力」とでも言うのだろうか。暗記とは対局にある練習問題。つまり暗記中心の是非ではなく暗記の先にある応用問題ができるかどうかが指導要領のポイントだと感じている。テレビのクイズ番組で東大京大卒の人が偉そうに答えているのは歴史や漢字の問題。私達一般人は「あんな漢字、あんな人名を知っていてスゲー」というのだけど実は勉強としては暗記だけの初歩的なもの。実際に有名大学に入るには応用力が試されるが、とてもテレビのバラエティで放送できるようなやさしいものではない。先程の小学校の電池の配線図も大抵の大人はできないのである。
多分記事を書いているライターも文学部か経済学部などの学歴、暗記だけでなんとかなっちゃったやつだろうな。そういうチャラい奴らは教師を目の敵にしたがる。また、そういう記事を書くとそこそこ受けるのである。
それではこのライターにはわからない本当の問題点はどこか。
それは難易度を上げると「難しすぎる」「平均点が低い」と文句を言うクレーマーが問題なんだ。暗記だけでなんとかなっちゃっう勉強しかしてこなかった人には物理や化学の計算問題は理解してもらえない。漢字の読み方や意味よりもずっと昔からある自然科学の普遍の定理を数式にしただけなんだけど「わかんねー」と最初から言うのである。そして、自分はできるはずなのに点数が取れない、理解できないのは教師の教え方が悪いといい出すわけで。こういう人たちをクレーマーと呼ぶのである。
学習の基本はまず基礎事項の暗記からである。日本史なら古墳時代平安時代鎌倉時代という言葉を覚える。基礎事項も覚えていないで応用問題が苦手だと言うやつは基本的にアホだ。
理科ならオームの法則や質量保存の法則をまず覚える、理解する。公式も知らないで「わかんない」という人が世の中にいかに多いことか。
私のようにクルマが好きな人なら運動エネルギーの法則、

速度の二乗に比例すると教習所で教わる。(笑)
学生時代、物理で赤点をとって追試でなんとかなっちゃった私にとってはこういう物理計算は鬼門である。が、仕事などで使うことがあれば勉強し直すわけで。
教師の良し悪しで理解が深まる、理解できないというのは詭弁だ。(教師のおかげで興味が持てた、というのは大いに同意する) クレーマーのように他人のせいにしないで自分で勉強しろ。