2時間半の平均が21%超え、やはり大した人気である。
映画館も大した盛況だったとしてもやはり私のようにお初の視聴者も多かったということなのか。
本当に好きな人なら、映画見てDVDも購入しているだろうから「無賃乗車」ならという人がそれだけ多かったか。
昨日やっていたバラエティ番組で「鬼をやっつけろ」というゲーム、乗っかれるものなら乗っかりたいというテレビ局事情がありありなんだ。
昨日の夜、ドリフの番組。オリジナルの映像と今のお笑いの人が作った映像が交互に流れる。40年前50年前のお笑いが今見ても面白いというのは偉大なことだ。当時のドリフやテレビ局の人たちが「なにかおもしろいものを作ろう」という強い気持ちが伝わってくる。今のテレビは人気の芸人と何かの人気に乗っかることしか考えていない。作り出そうという気持ちが少なすぎる。
当時のドリフは全員集合に7割以上、残りをフジや今のテレ朝のコント特番に2割という仕事配分、ドリフの人気にあやかろうとするテレビにはほとんど出なかった。ドリフのバラエティに対するストイックなプライドがそうさせただろうしおかげで人気が20年に渡って維持された。
劇団ひとりが参加したクワガタで挟むコント、今となっては生き物をとか痛みをとか嫌がらせを言われそうだが、たしかに面白いのである。
1980年代に入るとたけしさんまらの第○世代の芸人たちが新しいお笑いをとドリフの時間帯に「ひょうきん族」をぶつけてきた。そして全員集合が終わることになる。たけしさんまの才能は絶大で現在に至るまでお笑いの現役トップである。
その次にとんねるずダウンタウンウンナンが新しいお笑いを作り出す。彼らも現役トップである。
新しいものを作り出すのは大変な労力と才能が必要で制作やテレビ局やスポンサーの強い協力も必要になる。今のように何かに乗っかってちゃっちゃと作っちゃえという安易な考えが蔓延している世の中、ドリフのような才能があっても拾い上げる人とエネルギーがないか。