スカパーを何気なくザッピングしていたら(チャンネルが多いので番組表を見ていたらの方が)
ドリフの大爆笑をやっているという。
ちょうど始まる時間だった。
懐かしい音楽が流れて番組が始まる。
最初のコントはカトケンが老夫婦役。
呼び鈴が鳴り、宅配の荷物が届く。
差出人が誰だか覚えがない。
『お歳暮なんてほんとに久しぶりだね』
と、包を開くと羊羹。
早速、切って食べ始める、と再び呼び鈴が鳴る。
「先ほどの荷物はおとなりのものでした、間違いました」
顔を見合わせた二人は口の中に入っていた羊羹を出して…。
ここで、大爆笑となるわけだ。
シンプルな話なんだけど笑っちゃうよね。
今のバラエティは、暴露グルメ動物ばかりでなんとも。
こういうシンプルな笑いが欲しくなる。
でも、ポイントは先程のネタの『…』の部分。
芸人の力はここで決まるんだよね。
ところが、今の風潮はその手前までのネタで決めようとしている。
また、テレビもコントができる芸人を育てるだけの素養も余裕も無いというのが実情。
だから、ドリフを超える芸人が育たないのである。