東京1600人

ピークを見ると1月、5月、8月とサイクルが短くなっている。さらにピークの値も大きくなっている。次のピークは10月ということか。それともワクチン接種が進んでピークが出たにしても1000人程度で抑えられるか。
そう考えると菅総理は貧乏くじを引いたということだ。一番厳しい時期に総理をやっていたわけで。
今日のニュースで先程書いた愛知のフェスのクラスターの続報。20人を超えたという。数百人の高校の部活でのクラスターから考えると極めて控えめな数値である。

さて、私も科学で生活しているために仕方なくだが科学に関する講義をしなければならない。私の職場でも会議や講義をリモートでという話になっている。会議の方は去年からだが、講義の方も遅れてはいたがやらなければならないらしい。
私は以前にもここで書いているが、反対派、反体制派である。本当に必要な知識の伝達なら教科書を読めばいい。どうしても講義が必要なら一番偉いか上手な教授にやってもらって学生生徒たちはyoutubeで見ればいい。何もリアルタイムで講義をする必要性などないのである。
義務教育などでは生徒の顔を見て、と言っているが、生徒の状況を見るのと講義授業をするのはイコールではない。学校でやっていることをそのままグーグルやMSのアプリで体現しようとしているところに無理がある。
何を血迷ったか文科省が旗を振ってのギガスクールだとか。バカみたいに予算を使って子どもたちに端末を配って「さあリモート授業をしよう」という。
先日、学内の講義室で学生に端末を配ってリモート授業の演習をした。結果はどうだったか。ものすごくあたり前のことだが多くの端末が動かなくなった。wifiの容量を超えた。ギガスクールなど絵に描いた餅、端末ありきでどのようにデータ転送されるかまで考えていない。自宅では自宅のwifiの能力、もしくは個人持ちのスマホの速度に依存する。どこからどこまでがギガスクールなのか釈然としないのである。つまりギガスクール構想の根底には全ての家庭に光回線と高速のwifiがなければならない。
さらに、高校生以下では端末と家庭のwifiの接続も個人のスキルに依存する。小学生はどうするのだろうか。
おエライさんからリモート授業の研修を受けるたびに疑問が広がっていく。
万が一、このままコロナが終息に向かえばこの数ヶ月の行政や教員の研修はなんだったのか。本来の教育を後回しにして機械の使い方にエネルギーを使っていた責任は誰が取るのか。