ロケットマン、映画評

去年の話題作、ロケットマン
二匹目のドジョウなのか、クイーンに続いてのロックスターの伝記もの。
これまた二匹目なのか、ゲイもテーマの一つになっている。
これまた時代は70年代前半からなんだな。
音楽活動は1967年エルトン・ジョンに改名とあるから
クイーンよりちょっと前の時系列になるか。
私が小学生から中学生という思春期、ポップスに目覚めた頃
イエローブリックロードなどがヒットチャートにいた、全盛期だった。
個人的には1975年ロックオペラ『トミー』のピンボールが好きなんだな。
と、エルトン・ジョンの思い出は置いといて。
ストーリーはきっちり伝記している。
しているんだけど賛否分かれるのがミュージカル調にセリフに歌を挟む。
ストーリーにエルトンの叙情的な音楽をかぶせるのは悪くはない。
しかしながら、そういう構成のためか音楽としてのクオリティが低い。
音質もナローレンジだしる
ヒット曲をきちっと聞かせるという構成は考えなかったようだ。
ヒット曲が効果的にストーリーに挿入されているだけに残念な気持ちになった。
初演の俳優は見事にエルトン・ジョンである。
大したものだ。
アルコール、薬物、過食症、ありとあらゆる身体に悪いことをやってきたのだけど
本物は今でも生きているから大したものだ。肝臓が強かったか。
ラストでは20年以上断酒しているとある。
私も40ぐらいに大病して死にそうになった。
それからいろいろ生活を改善して今でも比較的健康である。
早めに不摂生に気づいて改善すればなんとかなる、という映画。(笑)