PCR検査数の謎

先程の情報番組で聞き間違っていなければ山梨大学の先生が解説していた。
先日もここで書いたが安倍首相と山中伸弥氏の対談で
「大学には機器もあるし検査能力のある人もいるのに」
という発言で政府の無能無策があらわになった。
それ以前もその後もPCRについての進展がない。
その理由を聞いたわけだが
そもそも政府の専門家委員なる人達は厚労省の息のかかった
御用医師、もしくは医師会の幹部ということ。
今回の感染症事案は厚労省主導で行われている。
ところが大学や研究機関は文科省の管轄。
縦割り社会ではこの2系統が交わることはないとのことだった。
なるほど、そういうからくりか。
既得権益みたいに書いてしまったが、もっと単純な話だった。
医療と保健所だけが逼迫しているというのも
他の機関に頼みたくないから、という単純な理由だったか。
多くの人が知っているだろう縦割りの構図を今更ながら知った次第。
もう一つ
週末の情報番組で隣国の対策について報道。
韓国では対策のトップが医師の女性。
PCR検査や隔離について素早く対応した。
さらにクラスターが起きた場所などもすぐに公表。
ナレーションではいずれWHOの偉い人になるとのこと。
早い話が優れた人材がトップにいたという。
さらに
台湾では情報トップにその筋の専門家が。
マスクの買える店を地図上の示すアプリなどを開発。
感染者が勝手に移動していないかの監視システム。
さらに補助金を早く振り込むシステムなど推進したとか。
番組ではそれに引き換え日本の情報トップは、と例の大臣たちの寝言をプレイバック。
日本で政府が情報を、なんていうときは
せいぜい所得税をきっちり取ろうなどの我々に不利な話ばかりだ。
役人も議員も大量の紙の束をめくっている姿ばかり。
それでもこれまで世界と対等に付き合ってこられたわけだから
全否定できないし、役人も議員も変えようなんて気持ちは微塵もない。