牛角「食べ放題」定額パス、急きょ販売終了に

牛角「1万1000円で焼き肉食べ放題」の定額パス、急きょ販売終了に
というニュース。
理由はおおかた想像がつくわけだが。
先日、NHKでオンエアされた戦後0年という番組を見た。
ドラマ仕立てで当時の映像を交えて世相などを表している。
食べ物が少ないという話はよく聞いていたが、
政治も人々の心も貧しかったという。
金のため食べるため、焦土の中で人は何を思い何をするのか。
役人は軍部の資産を横流ししていたそうだし。
軍人は戦犯になるのを恐れて進駐軍に取り入ったとか。
女は米兵に身体を売っていたとか。
汚い生き方をした人が生き残って、豊かになっていった。
なんてテレビを見たあとでこのニュースである。
思想も偏見も無い。
ただ安くたくさん食べたいという、70年前からの生き方が残っている。
報道されていることだが、日本の貧困率は意外に高いという。
平和、豊か、科学技術、と70年前とは大きく変わったように見えるが
内側はそれほど変わっていないということなのか。
もう一つ
福袋やスーパーのお買い得ワゴン。
半額の文字が踊っているが、嫁さんは安くないという。
普通の売り場で400円の味噌。
半額コーナーでは200円のハズだが、よくよく見ると値札が750円。
半額だと375円である。
賞味期限ギリギリで25円しか安くなっていない。
そもそもの定価が750円だから、普通の売り場も十分安いということ。
それを賞味期限切れ直前になってわざわざ本来の定価のシールを貼って
半額シールを貼るというのは客を馬鹿にしている。
同じことが福袋にも言える。
1万円の福袋、中身は3万円相当と書いてあるが
このガラクタを3万円で売ったことがあるのか。
本当にその金額の価値があるのか、本当に割引したあとの価格は妥当なのか。
何割引き、安いという数字や言葉だけで判断してはいけない。
今の社会で貧乏人が得をするようなうまい話などほぼ無い。
100円のケーキが380円のケーキを超えることは絶対に無いのである。