安倍昭恵氏の不幸

人には欲望がある。
単純な食欲、性欲。
さらに世の中の8割の犯罪の原因の金銭欲。
ところが不思議なものでどんなにおカネがあっても人間は満足しない。
たいていは「私は金持ちです」と他人にいいたいのである。
テレビに出てくる「お宅訪問企画」はそういう人たちの欲求のはけ口。
金銭欲が満たされたとしても、なぜか満足感がない。
その先にあるのは、「他人から羨ましがられたい。」
それも満足できず、そらにその先にある欲望は『尊敬されたい。』
安倍昭恵氏の不幸はここから始まった。
調べてみると、専門学校卒。つまり高卒なのである。
安倍と結婚できたのは、彼女が森永製菓創業者の家系だからということか。
政治家、議員、官僚、その妻たちは基本的に有名大学卒である。
ファーストレディなのに学歴がない、と猛烈なコンプレックスがあったに違いない。
それを跳ね返すべく彼女の積極的活動がそれを物語る。
そして、次の欲求が「先生と呼ばれたい」のである。
渦中の籠池夫妻も教員の資格はない。
それでも先生と呼ばれたいのである。
教員や弁護士の資格がなくても先生と呼ばれるためには。
芸能人や知事や役人の経験者が私立の大学の客員教授になりたがる。
学位も論文もないのに教授、先生と呼ばれるのは快感だろう。
そして安倍昭恵や籠池夫妻は学校経営。一応先生と呼ばれる。
それだけでも快感であり名誉なことなんだろうな。
今回の事件で多少の不自然な取引はあったものの、大犯罪とまでは言いにくい。
全ては金持ちのコンプレックス、先生と呼ばれたい、という
庶民にはわかりにくい欲望が関係している。
いいとこの出身でおカネには不自由なく華やかな世界にいるのだけど
心はかなり貧しいということなんだろうね。
もともと貧しい私には全く理解できないけど。