NASA が開発中の超音速旅客機

NASA が開発中の超音速旅客機。
http://entabe.jp/news/article/5038
技術よりもその想像図がネギにしか見えないというネタだった。
1970年代のコンコルド、もしくはソ連のツポレフが環境問題などで頓挫した。
そして、モデルチェンジされることなく消え去ってしまった。
また、速さというのはエネルギーを多く必要とする。
物理法則にあるように運動エネルギーは速さの二乗に比例する。
さらに空気中で音速を超える時、空気の厚い壁が存在する。
さらに、オゾン層の破壊などの環境問題。
消えるべきして消えてしまった。
現在の航空機の800から1000km/hという速さは最も効率が良いのか。
というわけで、大博士の私が考えてみた。
その一、
成層圏を超えて高度100kmくらいまで上昇して、あとは音速の数倍で滑空するというのはどうか。
落ちてくるときはエネルギーは要らないが、そこまで上昇するのに莫大なエネルギーが必要。
その二
重力加速度を利用した地下新幹線はどうか。
設計図を示す。
地下新幹線
地中になめらかな曲線のトンネルを設置。
東京を出発するときは動力はいらない。
v=gt
にしたがって加速していく。
トンネル内は減圧して空気抵抗が少なければどんどん加速していく。
実際は自由落下ではないが、重力で加速していくとすると深さ300kmまで250から300秒で。
その時の速度は秒速で2000m程度に。
音速が340m/sなのでマッハ6程度になる。
上り坂はその逆のマイナス加速度となり摩擦が無ければ地上近くで速度が0になる。
大阪まで12分。
完璧な計画に思えるのだが、問題が少々。
一つが車体を支える車輪だな。
マッハ6に耐えられる車輪やベアリングがあるか。
磁気浮上を思いつくだろうが、莫大な電気コストがかかりエネルギーは重力のみという趣旨に反する。
もう一つが深さ300kmのトンネル工事だ。
我々の立っている地殻は深さが40km程度しかない。
それより下はマントルである。
人類はマントルに到達したことがない。
さらに、その深さでは地熱が1000度ぐらいはあると思われる。
大変な難工事になりそうだ。