早稲田大、博士論文280本を調査

理研小保方事件から早稲田の博士論文まで話が広がってしまった。
以前にもここで書いたが、論文の定義とは何なのか。
例えば大学で卒論、大学院では博士論文などずっと以前から当たり前のようになっていた。
しかしながら、論文とは本来新しい発見やら理論やらを発表する場なのだが
大学生、院生においては教育的な主旨が大きい。
某有名な先生も言っていたように20代の科学者は未熟なのである。
私も理学部での卒論は、一昔前の論文の検証実験であった。
したがって、結果は元の論文に一致する。
大学の論文の内容をほじくり返すことに意義があるのか。
ところが、である。
化学や物理は再現性のある実験がほとんどなのだが
生物においては、しばしば本来の結果にならない現象が出てくる。
例えば遺伝学的には変異である。
したがって、今では高校でも変異の確率なるものの授業がある。
話が戻って
小保方の実験が実際どうだったかは置いといて
同じ実験を繰り返していれば、ある確率で違う細胞などの変化が起きてもおかしくない。
理論にするためには方法論も含めた再現性が求められるが
多分、論文の見切り発車をしたのだろう。
それと、大学での博士論文を同じ土俵で云々するというマスコミの姿勢はおかしい。