コンテッサとS600

P1070260
P1070261
私はコンテッサという車を見たことがない。
博物館で去年初めて見た。
噂では、とんでもないスポーツカーだと聞いたことが。
私の遠い親戚がこのクルマで事故を起こして死亡したという。
RRはフル加速ではフロントが浮き気味になりとても危険だと言われたことがある。
1964年当時の技術から考えれば否定はできない。
しかしである。
全てに完璧な機械などありはしない。
まして、1960年代である。
箱根や碓氷峠をスイスイ登るクルマも珍しかった時代である。
そんな時代にコンテッサは最先端だったと思われる。
フロントグリルのないデザインはいま見ても美しい。
同時期、ホンダはS600である。800でない。
歴史に残る名車が出る前の時代にコンテッサは輝いていた。
もう一つ
初代ファミリアはなんとも外車風のデザインである。
これを見て『ファミリアだ』とすぐいえる人はマニアか年配の人。
BMWに通じるデザインである。
ファミリアはこのあとロータリーを積んで話題となり
FF化して赤いファミリアで一世を風靡し
フルタイム4WDでラリーカーにまで進化してバブルのあと消えてしまった。
マツダからはロータリーまで消えものとなりスポーツと呼べるのはロードスターのみとなった。
今のマツダはこの頃と同じように見える。
P1070262