高知県四万十市では午後1時42分に41.0度を観測して、全国の史上最高を更新した。
というニュース。
デスクも椅子も触ると生暖かいエアコンのない研究室で見た。
関東北部や中京地方などの高温で有名なところは、地形的な原因や
風上側に熱源の大都市があることなどがポイント。
ところが今回の高知県は海に面した大都市とは無縁な地域だ。
本来ならカラッと暑いけど朝晩は涼しいというような気候のはずだが
何を間違ったか高温の記録樹立だそうだ。
思えば7月早々に梅雨明けして猛暑日連発。
7月下旬にちょっと戻り梅雨みたいな時期があったが、神様は容赦しなかった。
ここに来て史上最強の熱波を送り込んできたわけだ。
もうひとつ
熱波の直接の原因ではないが、原発問題もどこかにあるかと。
福島の事故は取り返しのの付かない結果になってしまったが、
日本全国の原発がメルトダウンしたかのような感情的な世論と誘導しているマスコミ。
お陰で何の落ち度もない原発まで止まってしまっている。
その分化石燃料をガンガン燃やせばなんとかなるというのが反原発派の意見だ。
お陰でエネルギーのバランスは崩れてガスだけでなく原油も高騰。
そして、大量にCO2を排出して温暖化に大貢献しているわけで。
反原発運動家は経済や環境などどうでもいいのである。
何かに反対して思い通りになれば目的達成。
その後の私たちのことなど何も考えちゃいない。
いまだにガスを燃やせばすむと思っているのだろう。
3.11以前はいかにCO2を…ということに躍起になっていた政府は今はどこに。
もうひとつ
結局、地球環境も京都会議も経済効果や復興に比べれば優先順位は相当低い。
1930年代に石油の問題から戦争に進路をとったこと、
1960年代に原発推進に進路をとったこと、
1990年代にバブルをはじけさせる失政をしたこと、
そして、2010年代にエネルギー政策を間違えたこと。
感情的な世論とビジョンを持たない政府によって何度も取り返しの付かない
間違いを何度となく経験することになる。