今、日本でイチオシのエンジンである。
ヨーロッパの潮流のダウンサイジングを日本のどこが最初にやるか。
日産がやってくれた。
ノートは1.5リッターが標準の車種だったから1.2は立派なダウンサイジングだ。
日産オリジナルとしてはターボでなくスーチャにしたところだ。
今月号のカー雑誌でも取り上げているが、日本にも過去にスーチャは存在したが
ぱっとせずに消えものとなっていた。
今回は燃費スペシャルとしてのスーチャであるところに意義がある。
先週ぐらいからどこの日産の店舗でも目立つところにノートの試乗車が置いてある。
自宅から直近の日産店で試乗を申し出た。
着座ポイントがやや高め。
窮屈ではない。
メーター周りはシンプルでなかなかよい。
走りだしてみると、あたり前のことだが普通に走る。
しかしである。
普通というのがすごいことだ。
5ナンバー枠いっぱいのクルマが1.2リッターで普通に走るのである。
スーチャの威力はある。
さて、広い直線道路に出たのでフル加速してみる。
さすがにグワーンという劇的な加速ではないが制限速度+αまで息継ぎなしで加速する。
車内は大人3人。これは優秀である。
ノートの伝統か、しっかりしたボディ、コーナリングもなかなか良い。
タイヤは65くらいの中庸なものらしいが、ボディやエンジンとのバランスは良い。
このタイヤのグリップの限界くらいで走るのが一番楽しいのではないか。
営業マンの話では燃費は10km台後半とのこと。
私のアクアが今の時期21km/Lなので価格差を考えるとノート恐るべし。
ライバルはホンダフィットRS、ただし相手はグレード的にスポーツグレード。
ノートは普通のファミリーグレードである。
タイヤやエアロなどを足したRSグレードがあるとすればホンダよりも日産を選ぶだろうな。