近くのフォルクスワーゲンの販売店で「ニュービートルを見たい」というと間違いだと言われる。
初代はビートル。
二代目はnewビートル。
そして今回の新型はTheビートルだそうだ。
なんの先入観もなくパッと見ると二代目のマイナーチェンジのように見える。
しかしながら、よくよく見てみると低くワイドになっている。
全幅は1800mmオーバーとなった。
サイドのウィンドウも平べったくなった感じ。
リアの処理はのっぺりした感じだ。ビートルのアイデンティティは残しながらも
今風のアレンジを施したデザインになっている。
それにしても、全幅が1800オーバーとはがっかりである。
ますます趣味性の高いクルマになった感じ。
ボデイがでかくなったのに相変わらずリアシートのニースペースはほとんどない。
リアハッチを上げるとリアシートのヘッドレストが完全に露出する。
早い話がリアシートの頭上はハッチドアなのである。
これは平均的な体格の人は座っていられないことを意味する。
VWにしては思い切ったデザインである。
営業マンが言うにはフロントのヘッドランプ周り、
リアのストップランプ周りのデザインは現行のポルシェ911に近いという。
言われてみれば確かに。
ポルシェも今となってはVWグループである。
どうもデザインはポルシェが関わっているらしい。
諸元表をみて驚いたのはエンジンが1.2TSIであること。
現在のVWのスタンダードである。
ボディは肥大したのにエンジンは小さいというのがヨーロッパ流か。
現在のビートルは本革シートの300万円のグレードのみ。
秋にスタンダードの250万円のグレードが。
年明けに、カブリオレと2.0ターボが追加されて3代目ビートルの車種体型が完成するという。
さらに
ヨーロッパでは発売しているポロの弟分のUP! が秋に発売するそうだ。
ポロより一回り小さくエンジンも1.0ターボという。
3ドアの廉価版は150万円台というから、国産車も戦々恐々という感じか。