私が選ぶ魅力的なクルマシリーズ4、ビートルポロ

私の勝手に作った企画だがクルマ選びには条件がある。
1.300万円以下の価格であること。
上を見たらキリがない。
2.現行車種であること。
過去を振り返ったらキリがない。
というわけで、
今回はフォルクスワーゲン・ビートルである。
前回、ゴルフのことを書いたばかりだが。
初代ビートルは歴史に残る名車、ポルシェの傑作である。
二代目はRRの初代デザインのコンセプトを無理やりFFに応用したため、
エンジンスペースが室内に食い込み、ぶかっこうなダッシュボードとなり、
後席の空間はある程度制限されることになり居住性、使い勝手は犠牲にされている。
車体後方の見切りも非常に悪い。
独特なデザインは空気抵抗面でも不利であり、
同じエンジンを積んだゴルフIVと比べると燃費は低下している。(一部wikiより引用)
と、ここで三代目。
新型フォルクスワーゲン・ジェッタと共通のプラットフォームを採用したことにより、
先代より全長が長くなった。全高は12 mm低くなり、全幅は88 mm広くなった。
あくまでもデザイン重視のコンセプトは変わらないが
やや大きくなったことで、先代のデザイン重視ゆえの欠点が緩和されている。
また、エンジンはVWスタンダードの1.2ターボというのが潔い。
あとで、ハイパワーモデルが追加されるがビートルに乗りたいという人は1.2で十分なのである。
ボティの剛性が高まり相変わらずフワフワした感じのサスだがよく曲がり運転しやすい。
初代は国民車だったが、今となってはマニアのためのキワモノ。
にもかかわらず、これだけきっちりと作りこんでいるところがVWらしい。
ベースがゴルフシリーズ(6)というのも良さ。ベースがよいのである。
強いて言えばゴルフ7の出来がかなり良いので、7の試乗の後にビートルを試乗すると腰が引けてしまう。
もう一つ
ゴルフの影に隠れて、あまり話題にならないのがポロ。
試乗するとやはりあのゴルフの弟分であることを実感する。
ポイントなのは、5ナンバー5ドアとなると国産のコンパクトとまともに競合すること。
フイットのRSが185万はやや高いと思うが、それでもポロの210万円と比べることができない。
別のクルマというより、別のクラスのクルマと言える。
フィットはポロより安いから売れるのである。
いろいろな意味でポロは5ナンバークラスで最強の乗り物である。