がんばれバレンタイン難民

持てない私にはもともと縁のないお祭りである。
そもそもバレンタインとチョコとの因果関係は存在しない。
どこかの企業がキャンペーンしたのが始まりとか。
サンタとコカコーラの関係と似ている。
ちょっと前にあった恵方巻きにしても10年くらい前には聞いたこともなかった。
基本的に多くの行事には不自然な企業の利益誘導が関与している。
ところが消費に飢えている庶民と利害が一致しているということか。
バレンタインにしても女が男に告白を…という無理な設定が始まり。
ところがである。
いつの頃からか、揶揄であった義理チョコなるものがメジャーになった。
女子は安いチョコを多量に買い漁る。
この光景を見ると愛する人に一個というよりは多量に買ってもらうほうが利益が大きい、企業の策略か。
ところが、こういう社会不安や希薄な人間関係によって義理チョコ市場も縮小する。
そこで登場したのが友チョコだそうである。
女子の友人にチョコをあげるということ。
すでにバレンタインの趣旨のかけらもない。
最近の女子のファッションも男向けでなく女子同士の自己満足に終始している。
ここに極めりという現象だな。
昨日の東北旅行の帰りに大宮駅で乗り換えたが、エキナカのショッピングモールでは
夜8時近いのにこれでもかという人出であった。
女子は甘いモノが好きなのでチョコを食べたいというのはわからなくもないが、
だったらせこい理由などつけないで食べたい時に食べればいいではないか。