政府専用機退役の疑問

haneda27
政府専用機の維持についていくつか疑問がある。
日航に機体整備や搭乗員教育などを委託しているが、経営再建中の日航
燃費の悪い同型機を今年度中に退役させる方針。
部品や人員の関係から、数年後には整備を受けられなくなる見通しになった。
…というのだが
まず、『日航に委託しているが』というところからおかしい。
日本には日航だけが747の保有会社ではない。
日航が嫌だというのなら他の会社に頼めばいいではないか。
日航でなければいけない理由がどこにあるのか。
きっと、違うところに理由があるのだろうけど。
いつまで、こんな癒着を堂々と公言できるのだろうか。

自衛隊が自ら整備するには、設備や器材などをゼロから用意しなければならない。
数百億円を超える経費が必要で「費用対効果の観点から適当ではない」(防衛省)という。
…というが
日航からリストラされた人材を数名雇えばいい。
そんなに整備がしたくないのなら、アメリカの会社にでも頼めばいいだろ。
少なくとも、羽田や成田に747を整備できる施設はあるはず。
それを借りるという考えも無しにゼロから用意する、なんて考えるのは
いかにも予算ありきのお役所仕事だな。
まあ、こういう考え方だから日本は財政難になったわけで。
少なくとも自衛隊の現場では予算削減で老朽化した施設で苦労して整備していると聞く。
ゼロから用意している基地などアリはしないはずだが。
民間機と違って自衛隊の保有機は飛行時間が短いので寿命は長い。
それを整備が出来ないからと捨ててしまうのはそれこそ税金の無駄遣いである。