日本の将来、9割超が悲観=連合調査

『バブルへゴー』というくだらない映画があった。
その時代を若者として通過した私にはくだらないと思いつつ好きな映画だ。
この映画のミソは官僚の経済誘導である。
私たちはその後の『失われた十年』を知っているからストーリーがすんなり理解できる。
しかしながら、あの土地取引法案が日本経済をひっくり返すとはあの時誰も思わなかった?!
汐留の国鉄所有地の売却をちゅうちょして結局借金返済のタイミングを逸した。
このツケは全て国民が支払うことになる。
沈まぬ太陽』では半官半民の国民航空の幹部と政治との癒着と保身の結果安全性が失われて…、とある。
基本的にフィクションとあるのだが、そのモデルとなった会社は破綻して株券は紙切れとなった。
日本を良くしようとする人たちもたくさんあるのだが、基本的にトップに立つ人たちが
目先の利益と保身しか興味がないのでさらに失われた十年が延長された。
教育に携わるトップも『ゆとり』で、教科書を薄っぺらくして、授業を減らして、
朝にぐずる子供に「学校に行かなくてもよい」と指導して、ダメ人間を量産した。
若い力を育てようとしないで、自分たちの利益しか考えない教育のトップ。
そんな大人たちが作ったこの国の将来を楽観視しろという方が無理だ。
高速千円だ、無料化だ、子育てに何万円だ、と金をばらまいている今の政権はまもなく潰れて
近い将来、消費税などの大増税で結局回収されることを国民はなぜ気がつかないのか。
そういう意味では、トップの人と国民とのバランスは案外取れているのかもしれない。