日テレ記者遭難事件のツッコミどころ

ツッコミどころの多いニュースだ。
ポイントを整理してみた。
1. 軽装
この季節に秩父の比較的標高の低い山歩きであればTシャツ、ジャージは
決して不自然ではない。
ただし、沢を歩く、登るというのは全く状況が違うらしい。
私も含めた経験のない人には体験するまで理解出来ないであろう。
2. 警察の取材自粛要請
警察や消防の言うことをハイハイ聞いていたのでは他社を追い越すことはできない。
多分、現場も幹部も同意見なのだろう。
3. 山岳ガイド
さらにガイドもやめろと言っているのに聞く耳を持たない。
ガイドの忠告をハイハイ聞いていたのでは他社を追い越すことはできない。
現場も幹部も同意見なのだろう。
4. 幹部の記者会見
これだけ突っ込みどころを提示されても、取材も会社の体制も問題なしとのこと。
今回の記者の行動を会社が否定すれば、それは自分たちの全否定になってしまう。
多少の危険は覚悟で取材するというのがこの会社の流儀だろう。
5. 記者魂
やめなさい、あぶない。という忠言を無視して突っ込んでいく。
これがTV報道の基本だ。
殺傷事件が起きると、被害者や加害者の家族に「何か一言」とカメラとマイクを向ける。
ルールもマナーも他人の気持ちも一切関係ないのである。
この人達に、人の気持ちとか命の重さなどわかるわけがない。