去年オンエアされたドラマである。
滅多に日本のTVドラマなど見ないのだが、原作が山崎豊子となると話は違う。
相変わらずのどろどろのストーリーである。
主人公の新聞記者がどんどん追い詰められていく。
山崎豊子の話は誰も幸せにならない。
主人公はどんどん深みにはまっていくというパターンだ。
今回もその期待を裏切らない。
さすがにジャニーズ系のチャラ男はでてこない。
本木、松たか子ともに久しぶりの民放ドラマ出演とのこと。
本木は山崎豊子のご指名らしい。
そして一応フィクションではあるが設定時期に実際に起こった西山事件を取材しての執筆。
ということで西山事件を調べてみると、全くドラマと同じである。
山崎豊子の精密な取材がそのまま小説になったのがわかる。
さらに、山崎豊子の原作をほんの少しでも曲げて脚本を書ける人などいないけど。
西山事件以降、政治部記者が不正をすっぱ抜くということはなくなったそうだ。
リクルート事件は社会部のスッパ抜きだそうだ。
TBSで日曜日のオンエアだったそうだが視聴率は12%程度、撃沈したそうだ。
こういう良いドラマは録画してじっくり見るものなので視聴率など関係ないが。
その上、録画したものはきっちりCMカットで見ているわけで。
視聴率だけで良し悪しを決めるのは意味ないけどスポンサーには辛いか。
というわけで、HDDにたまっていた録画したものをこうして数カ月後週末などに一気に見ている。