倖田来未が台湾公演、セクシー衣装

ネットニュースで倖田来未が台湾公演のネタ。
ところがこのニュースに画像がない。
セクシーだ悩殺だと文字情報だけで伝えようとすることに無理がある。
昭和30年代か!!!
倖田が日本のセクシー代表みたいな感じで海外に露出するのもかなり違和感、抵抗があるなあ。
渋谷みたいな下町が日本の中心と考えるなら倖田でもアリだろうが。

***書評 「感染」 仙川 環著

話題になったミステリーである。
作者仙川の出世作でもある。
同名映画があるが別物である。
残念ながらどちらかというと期待はずれである。
1.まずテーマを欲張りすぎた。
題名は感染、ヒロインはウィルス学者の設定だが小説のテーマは子供の移植である。
2.人物の設定が曖昧
誰もが過去に傷を受けたというよくある設定。
全員が怪しいというのもちょっと欲張りすぎ。
3.伏線がイマイチ
後で謎解きするからいいでしょう、とばかりに意味不明な行動や言動が目立つ。
できれば何気ないシーンでも後で「そうだったのか」という伏線をはるべき。
例えば青森へ旦那を追ってタクシーに乗るシーンでその後ろを探偵が追っていた、
というシーンもそれらしき人がいたと記述があるだけでそれ以上の伏線がない。
その人で無かったかもしれない。それでは面白くない。
4.話がいつまで経っても進まない
旦那の死の直前にヒロインに出会っているのに何も言わずに別れたとある。
ここで種明かしをしないにしてももう少し伏線を張ってもよかった。
5.オチ
ここまで引っ張って種明かしはラストシーンで名探偵よろしくたいして話に登場していない
新聞記者がしゃべるというのはひどいなあ。
6.医学、医療
医療系のTVドラマは当たるそうである。
それにしてもこういう小説の場合もう少しつっこんだ内容でもよかったのでは。
移植医療にしてもウィルス学にしても大学病院にしてもきわめて表面的な記述しかない。
小説を書く以上、登場人物が専門家であるというならそれなりの会話や解説があるべき。
素人の目線でというならヒロインの設定は素人であるべき。
7.感染って
結局どんなウィルスなのか何も無いまま終わってしまった。
ただ会話の上ですごい毒性があるとあっただけ。
アメリカの病院ではどうだったのか??
そういえば後半に唯一感染したと思われる研究員の女も
怪我をしたとのシーン以降いなくなったし、言及もされていない。
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テーマや話はよくできているのだが読んでいて面白くない。
作者はドラマ化(映像化)することを前提に書いたようにみえる。
文字だけで伝えるにはもう少し煮詰めるべきか。