F1、世界一美しいクルマ

本日の鈴鹿トヨタは残念であった。
かなりいいところまで来ているのだけど。
去年までのマクラーレン、今年前半のブラウン
今日のレッドブルみたいな圧倒的な速さがトヨタには無い。
それでもここまでこれたのはトヨタは独自の80点主義で積み上げてきた成果だろう。
このまま熟成すれば80年代終わりのホンダ黄金時代に並ぶか。
そのホンダ黄金時代を作ったのがマクラーレンホンダMP4である。
枝番は/4〜/6かな。
特にセナが全盛期にドライブしたMP4/6は美しいボディだ。
私自身はF1で、もしくはクルマというカテゴリーの中で一番だと思っている。
タイヤの大きさやバランス、リアウイングの大きさや形状、
ボデイのなめらかさ(最近は深海魚みたいな突起が多すぎ)。
そして何よりもセナの走りがファンを釘付けにした。
今となっては過去のもののたばこのスポンサーのカラーリングもよい。
F1人気とセナ人気が絶頂の時、画面に出てくるマシンはこのMP4だった。
そこにプロストやマンセルが盛り上げる。
クルマ自体の完成度だけでなくこうした思い入れがこのクルマの価値を高めている。
ただしウィリアムズの傑作ハイテクマシンのFW14も捨てがたい。