飛ばされたタイヤに直撃され死亡…北陸道トンネル

18日午前3時50分頃、新潟県糸魚川市北陸自動車道上り線子不知トンネル(全長4.5キロ)内で、
千葉県酒々井町運送業松室照雄さん(61)の軽トラックが、路上に落ちていたタイヤに衝突した。
軽トラックを走行車線に止めて車外にいた松室さんは、後ろから来た埼玉県春日部市運転手掛貝金一さん(60)の
大型トラックがはねたタイヤに直撃され、胸などを強く打って間もなく死亡した。
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読解力が乏しい私はこのニュースを一度読んだだけでは理解できず
何度も読み直してなんとか理解できた。
というわけでつっこみどころの多い事故である。
ポイント1 時間と場所
高速道路を軽トラで走ってもかまわないのだがそれにしてもである。
時間が午前3時、千葉県も中央部の酒々井の人らしい。お歳も還暦過ぎ。
運送業とはいえ、軽トラでお歳を召した方が400km離れた高速を深夜に走るというのは
いけないことではないが相当無理があったように思える。
ポイント2 最初の事故
トンネル内に落ちていた大型トラックのタイヤに軽トラが最初にぶつかっている。
タイヤ自体はかなり大きいものだったらしい。
軽トラではそんなにスピードは出ないだろう。
かなり手前で気がついて楽によけられたのではないか。
深夜の北陸道では交通量は相当少なかったはずで見通しは良かったと推測する。
そんな状況でタイヤに衝突した時点でこのおじいさんの運が尽きたのか。
ポイント3 運命の時間
現場がどんな場所だったのか文面だけではわからないが。
運転していていつも思うのだがお年寄り(60歳ぐらいでも)はよけることを知らない。
徒歩でも自転車でも平気で道路の中央を行こうとするし、平気で斜め横断する。
乱暴なドライバーがクラクションを鳴らすとその老人は通り過ぎるクルマに向かって
「歩行者優先だろが!!」と怒鳴っている。
自分が常に優先でクルマはよけるものだ、という事故が起きたときの責任問題ばかり考えて
事故が起きないようにしようという気持ちが希薄だ。
このお年寄りもそんな感じ。
高速道路というそうでなくても危険な場所なのに事故の自分の軽トラを放置して近くの路肩にいたらしい。
この場合は現場より50m程度手前に三角表示板と発煙筒を道路においてその前後で旗か布を振り回すべき。
運送業ならわかりそうなものなのだが。
ポイント4
そしてタイヤをはねて結局殺してしまったのがまたまた関東埼玉県の61歳の人だった。
高速道路ではよりいっそうの緊張感をもって運転すべし。と思った。