酒井法子会見のつっこみどころ

演出としてはよい会見だった。
問題の解明につながる発言はなかったとされているが
お節介なマスコミのおかげですでに行動は解明されている。
質疑応答もなく事件の経緯の説明もないとすれば時間的にもあんなものだ。
その辺のつっこみどころを整理してみた。
1.酒井法子の態度
お約束の黒い衣装、うすい化粧。この辺は及第点。
注目のタトゥもファンデーションで消していたとの報道あり。
涙を流すタイミング、はっきりした口調もベストに近いだろう。
泣き崩れるというのも手だが、ここは気丈な態度というのが正解。
そつなく簡潔にまとめられていて編集もしやすい。
2.元所属事務所、レコード会社
今回の一件のプロデュースはサンミュージック
午後の情報番組枠から保釈の手続きに入り16時までひっぱる。
わざわざ直後に会見の設定、時間帯も夕方のニュースにあわせている。
ニュース記事では事務所の親心と書いてあったがそれだけではなかろう。
いろいろな意味で旬を過ぎた元アイドルだったが見事話題の中心に。
こんな逸材を手放すわけがない。
すでに手記出版、映画などが決まっているとも。
年末にはTV復帰して、謝罪行脚、薬物関連番組に見ることになるか。
3.見る方は謝罪が大好き
酒井法子が深々と何度も頭を下げていたが、別に見ている私には何の迷惑もかかっていない。
頭を下げるべき相手はコメントでも言っていたようにスタッフやファン。
従っていくら頭を下げても私はすっきりすることはない。
(悲しい気持ちにはなるけど)
ところが世間はそうでもないらしい。
私の職場にもクレーマーやモンスターナントカと呼ばれる人たちが訪ねてくる。
担当者や上司が謝って事なきをえるわけだが。
あやまってもらっても一銭も得はしないのだが彼らは頭を下げられることに満足するらしい。
確かに土下座をすると許してくれるという話をよく聞く。
私以外の多くの人は頭を下げられるのが快感らしい。
ちなみに私もどちらかというとクレーマーかもしれない。
交通機関や宿泊やレストランなどであまりにもひどい仕打ちを受けたときはクレームをだす。
ただし電話だと言葉巧みに謝られるだけなので、だいたい文書でだす。
電話がかかってきて「今からお宅に謝罪にいきたい」などといわれると
不良品に対する金銭の授受がない限りはお断りしている。
いくら頭を下げてもちっとも満足などできないのである。
その非生産的な時間がもったいないだけだ。
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