という言葉がある。
今回の北日本の荒天はそれに当たると思うのだけど
マスコミは爆弾低気圧を誇張する傾向がある。
毎年の寒波よりは大変なんですよ、と言いたいのか。
それとも気象学的に寒波という言葉が当てはまらないのか。
大変なことになっています、と吹雪の中で中継しているが
地元は至ってクールである。
いちいち寒波や吹雪で騒いでいては、普通の生活ができなくなる。
北海道のかなり寂れたところで
「クルマが通らない」と言ったのは笑ってしまった。
すごいと思ったのはその逆だ。
鉄道も飛行機も道路もほとんど通常の状況ということだな。
今回は積雪がそれほどでもないこと、気温がそれほど下がらなかったことが幸い。
風さえ収まればなんとかなるという感じだろうか。
関東であんな吹雪になったら、私達の日常生活は完全にマヒだろうね。
北国の雪や寒さに対する知恵や技術はすごいと改めて思った。
何年か前だが
真冬の朝に千歳から札幌へドライブした。
天気は良かったが-15℃ぐらい、道路は全面圧雪路。
気温が低いほうがタイヤのグリップはいい。
その上北海道の国道は道幅が広くて走りやすい。
周りのクルマは平気で80キロぐらい出す。
北国のドライバーはすげーな、と思っていたけど
そこかしこで、軽微な事故を見た。
車対車は2割り程度、8割は自爆、大抵が吹き溜まりに突っ込んでいた。
さらに多くがトラックだった。
けっこう大型のトラックもハザードつけて止まっていた。
乗用車のような感覚で雪道を走ればトラックのほうが先にグリップを失う。
北国でも経験豊富なプロドライバーが減ったということか。
間接的に人手不足を感じてしまった。