定額給付金で何を消費するか、を考える

買い物は楽しいのです。私もいろいろな趣味がある故に適度に散財しています。
五百円玉を持って縁日にいって、綿菓子にするか、杏飴にするか、
金魚をすくうかを考えるのは何歳になっても楽しい選択です。
九〇年以降多くの社会主義国家がアメリカ型の経済を選択しているということは
誰にとっても消費は楽しいことなのかもしれません。
消費は確かに少しだけ心を豊かにしますが財布を豊かにはしません。
人間である以上この欲求は平等です。
ただ、お金のあるなしに関わることですから、どのくらいできるかは人によって違います。
ここがポイント。人によって違うのです。
TVで「人気のランチ」とかで「千五百円で食べられる豪華なちらしずし」
をやっていてレポーターが盛んに「安い、うまい」を連発していました。
TV業界で働く年収千五百万のデレクターにとっては安いかもしれませんが
筆者にとって昼食に千五百円はあり得ません。
ところが、年収五百万以下の人の奥方が電車賃使ってそそくさと出かけていくのです。
貧乏人もしくは小金持ちが競ってTVで紹介したお店に出かけていきます。
「何で、貧乏人と決めつけるのか」ですか?
それは簡単です。金持ちはそんな安物を食べにはいかないからです。
でも、やっぱり買い物や外食は楽しいですよね。
私が小さい頃は、年に一〜二回の何かのイベントの時にデパートの大食堂に
連れて行ってもらった記憶があります。そのくらいの贅沢はいいですよね!