まだ試乗はできないようだがとりあえず見てきた。
ハリアーの後継になるそうだが、もともとハリアーを
好きでなかったこともあり、それほどの期待もない。
実車はレクサスを名のるだけあり、プレスラインの彫りが深く
全体的にカチッとしたデザインになっている。
また全幅が1885mmとワイドになったのでその分デザインの
バランスが良くなったかもしれない。
内装はレクサスだけあって悪いところはない。
シートも固くも柔らかくもなくポジションも良い。
カーナビの画面がダッシュボード前方に潜るように
取り付けられている。映り込みが少なくて良さそうだ。
金額もレクサス級であるがもともと高価なクルマなので買う人には問題なしかな。
レクサスで聞いた話。
レクサスはこの不況でかなりのダメージを受けていて
会社でも売り方などの方向変換を迫られているそうだ。
私は「売れ筋の小型車をレクサス仕様にしては」と思う。
営業サイドにも似たような意見はさんざん出ているようだ。
ところがトヨタサイドは
「レクサスのブランドイメージを壊したくない。
従って400万以下のクルマはレクサスで売らない」
という方針だそうだ。
ブランドイメージを金額で判断するとはひどい話だ。
そんな言い方をするトヨタ首脳部はクルマの価値など分かっていない。
ものの価値を金額でしか判断できないとはなんとも悲しい人種だ。
(実はこれが多数派なのだけど)
200万円のｉＱや250万のパッソスポーツがあってもいいと思う。
日本人はバブルの苦い思い出があるのでレクサスだから…と
大型車に大金をはたく人はトヨタの首脳陣が考えるほど増えないだろう。
