デジカメの選び方2

今日も寒かったですね。
バイク通勤はこたえますよ。
さてデジカメについての話の続編です。
昨日、ピントと手ぶれについて書きました。
結構好評でしたので調子に乗って後編を書きます。
初歩ですので中級以上の方はとばしてください。
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ポイント4
露出
現在売られているほとんどのデジカメがAE(自動露出)です。
露出は基本的にシャッタースピードと絞りのかけ算で決まるわけですが
絞り値によって画風が変わってくるところがおもしろいところ。
ところが興味のない素人さんには説明しきれないし
その場その場で使いこなせない。
そこでモードダイヤルと称してポートレートとか
夜景とか花とかのマークがついているわけ。
ある程度の上級者になると、一眼レフを扱うときなどは
絞り優先モードにして自分のねらった絞り値にして作画するわけです。
「きれいに撮れればよい」という考えは決しておかしくはありませんが
こう考えるときわめて抽象的でわかりにくい言葉でもあります。

ポイント5
露出補正
前回のポイントで顔認証の話を書きました。
画面の中の人の顔(丸いもの)を認識してピントだけでなく
露出も合わせてくれるようです。
一般的な(従来の)カメラの露出は平均測光といって
画面全体の光の量の平均を露出として算出します。
ところが実際に撮りたいものはその中の一部であることは間違いない。
人物の場合は顔ですよね。
顔は発光しないため基本的に暗くなってしまうわけです。
対策は二つ。
ライトかストロボで顔に光を当ててやる。
もう一つが顔の部分だけを測光すること。
最近のデジカメはこの辺がプログラムされていて勝手に光って
勝手に顔の部分に露出を合わせてくれるのだからすごい。
ところがこれらの機能は人物撮影を主眼としている。
風景の場合はそうはいかない。
サンプルの写真は京都の清水からの景色。
一つは太陽に露出を合わせているため街がシルエットに。
もう一つは建物に露出を合わせているため太陽が飛んでいる。
どちらがよいかではなくてどちらが好きかということになる。
当然好きな方に合わせた撮影ができなければ高性能なカメラが泣く。