無理が通れば道理が引っ込む

自衛隊防衛大臣がニュースになっている。
南スーダン国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊作成の日報を
「廃棄した」としながら、実際には陸自内に保存していた問題。
最初は戦闘があったかどうかという話だった。
ところが、野党が矛先を大臣に変えたにすぎない。
そもそも自衛隊は戦闘地域に派遣されている。
もともと平和な地域に派遣されるわけがない。
それなのに、戦闘行為があったかどうかと追求。
実際に銃を向けられている隊員の気持ちになったことがあるのか。
さらに、日報の話にすり替えて防衛大臣を攻撃する。
そもそも日報があってもなくても自衛隊の実戦記録は軍事機密だ。
与党の揚げ足を取るためのものではない。
政治での攻撃する手段として大変な思いをしている
自衛隊員を引き合いに出すのはいかがなものか。
話はぜんぜん違うが、、
先日、住宅メーカーの営業マンと話をする機会があった。
最近の流行り、一応法的にも必要という強制換気システム。
さらに一歩すすめて全館空調というのが一押しだそうで。
外断熱などの技術を併用すれば、全館空調システムの方が光熱費もいいとか。
厳冬や盛夏では窓を締め切って空調というのは間違いではない。
しかしながら、まわりがビルばかりの都会ならともかく
日本の住宅地の大半は緑がある郊外である。
1年中窓を閉め切って空調をきかせるというのは抵抗がある。
我が家は都心から20キロ圏内だが、近くに緑も点在。
真夏でも夕刻になれば網戸にして風を入れることも多い。
そういう環境でも1年中電力を使って換気、空調というのはいかがなものだろうか。
快適な住環境を電力に頼った人工的なものと規定しているわけで。
それも法的拘束があるというからびっくり。
どうも役人と政治と癒着があるのは森友学園だけではない気がする。
上記、2つの話は法的な問題を他の話にすり替えてしまい
本来の目的から離れていった例と思っている。

窮鼠猫を噛む

今日も森友学園問題である。
渦中の籠池泰典氏、話が二転三転しているそうだ。
まあ、ここまで来てしまえばもう彼らの事業に未来はない。
ヤケクソ状態になっている。
ここで人間は二通りに別れる。
一つは批判に甘んじて身を引いて再起のタイミングを伺う。
ベッキー矢口真里パターン。
もう1つは窮鼠猫を噛む、手当たり次第に噛み付くのである。
私の仕事の何割かはクレーマー処理、この手の人はそこそこいる。
特に法律や規則やルールに照らし合わせて処理するとクレーマーに分が悪い時、
クレーマーは手当たり次第にこちらの不手際や言い方が悪いなど食ってかかる。
さらに何年も前のことなどを引き合いに出して食ってかかる。
こちらの不手際は潔く認めるわけだが、実はクレーマーには何の得もない。
不手際を認めた会社にはマイナスだがクレーマーにプラスになるわけではない。
彼らはただ噛みつきたいだけなのである。
話を元に。
森友学園は例え安倍晋三を引き下ろしたところで何も得はしないのである。
それを堂々としようとするところが窮鼠なのである。
何人かの議員や役人を道連れに一文無しになるだけだな。
こういう人種に近づいた人たちはある意味運が悪い。
しかしながら、窮鼠に噛まれるのは脇が甘いということだな。

宅配便の憂鬱

ネット通販の増加に伴う宅配業者の高負荷が問題になっている。
最大手のヤマト運輸はアマゾンの荷物の増加に苦労しているという。
よくよく考えれば仕事が増えて困るというのはおかしい。
ニュースでは再配達が現場を圧迫しているという。
考えてみた。
1.なぜ再配達なのか
基本的に昼間に家にいる世帯と再配達は相関関係がある。
再配達が全国平均3割、都市部では5割前後という。
早い話が、仕事を持っているか学校に行っていれば昼間はいないのである。
我が家はネット通販のヘビーユーザーだが、時間指定がないと昼前後に一度来ている。
平日の昼間にいないことは区域のドライバーならほぼわかっている。
馴染みのドライバーは道路ですれ違うと挨拶するくらいの関係。
なのに昼間に来る。
再配達が問題なのではなく、再配達するようなシステムが問題。
都市部で再配達が問題になっているのなら
ドライバーのシフトを昼過ぎからにすればいい。
それを役所のように9時5時の勤務にしようとしているところに問題がある。
2.再配達で不在
不在票があれば、電話やネットで再配達を要請できる。
ところが、再配達に行ってもまたいないという。
ここで、さらに再再配達というシステムが悪い。
営業所かコンビニに取りに来てもらうのが筋だろう。
さらに再配達を望むのなら300円ぐらいの支払いを要求すればいい。
あまりにもサービス志向が進みすぎて過剰サービスになってしまっている。
3.例えばアマゾン
私はアマゾンのヘビーユーザー、だと思っている。とは言っても月に1万円程度。
ところが、プレミアム会員ではない。
すると、注文のときに時間指定ができないのである。
時間指定は割増料金。
当然、そんな無駄は嫌だから仕方なく通常発注。
それが全てヤマト運輸のドライバーの手間になるわけだ。
先程も書いたように、昼間は仕事に行っていないのだから
夕刻に届ければいいのに、ちゃんと昼前後に一度来ている。
4.ヤマト運輸の防衛策
Myカレンダーサービスというのがある。
あらかじめ、配達時間を設定しておくというもの。
時間指定がなくても勝手に指定時間に配達してくれる。
いちいち再配達の連絡をしなくてすむので利用者には便利だ。
さらに再配達の手間を事前に省けるドライバーにもいい話だ。
さらにヤマト佐川は事前に配達のメール告知もある。
事前に時間指定できれば再配達の手間はさらに減る。
これだけネットやコンピュータが発達しているのだから
再配達を減らすことはできるだろうに。

先生になりたい

森友学園問題が毎日である。
渦中の籠池泰典氏、なかなかの人物である。
政治家や役人とのつながりもあるようだし。
それなりの資産も稼ぎもありそうなんだけど。
なぜ、今回のようなスキャンダルになったのだろうか。
そのおおもとにあるのは小学校を作りたい、ということ。
金儲けにしては随分地味な事業である。
バカマスコミは右寄りの教育方針に飛びついているようだが
そんなことは枝葉にすぎない。
私が勝手に考えてみた。
思うには「先生」と呼ばれたい、ということだ。
先生になりたいのである。
できれば下っ端の教員ではなくて、大先生になりたいのである。
教員の仕事にしている人は児童生徒から形式的に先生と呼ばれる。
だから「先生」と呼ばれることにそれほど執着はない。
ところが、ある程度の高学歴、研究、地位のある人でも世間から先生とは呼ばれない。
役人や芸能人もしかりである。
「先生」と擦り寄ってくる人は多くいるだろうが。
教員の資格がなくても先生と呼ばれるのは大学。
だからテレビのコメンテーターたちの肩書は○○大学○○である。
もう1つは自分で学校を作ってしまえば、理事長先生である。
生徒や親から「先生」と呼ばれる。
今となっては学校の教員など3Kの代表なんだけど、
一定以上の年代や実績や資産のある人達にとってはこの肩書が憧れなんだな。
どんなに金儲けしてもただの金持ちじゃ嫌なんだろうね。
籠池泰典氏のあそこまでの情熱のエネルギー源はそのへんだと推理した。
全然違っていたらごめんなさい。

残業上限「月100時間未満」

先日ここで書いた、職場で香典1000円徴収を拒否、
というのにそこそこの反響があった。
気持ちはわかるが、という否定的なご意見が大半だった。
全くごもっともである。
1000円で職場の人間関係が潤滑になるのなら安いものだそうだ。
残業も私には同様に思える。
規定の勤務時間を超えて残業するかは基本的には個人の意志。
しかしながら、部署の仕事のノルマの一部でもあるし遅れれば迷惑がかかる。
結局人間関係の潤滑に残業するわけで。
私は最初から嫌われ者。
会議が長引いた時以外は残業などする気がない。
不毛な会議だって、時間になれば立ち上がって一礼して出ていきたいくらいだ。
余程同僚より能力が劣り、同じ仕事量を余分に時間がかかるようなら仕方もないが。
明らかにオーバーワークなら明日やります、と帰っちゃってもいいのでは。
そんなわけにはいかないよ、と声が聞こえてきそうだが
ニュースで取り沙汰されている自殺した人はそれができなかった。
悪くて左遷、最悪クビである。
それでいいではないか、死ぬよりははるかにマシだ。
もう1つ
私が若かった頃は土曜日も半日出勤だった。
実際、お昼に退勤できることなどほぼ無かった。
日曜出勤もそこそこあったし。
平日も20時前後まで仕方なく。
合計すれば100時間ぐらいになるのかな。
そんなんで自殺する人は、私の記憶ではいなかった。
さらに残業よりもクレーマーの処理や研修レポートなど
嫌な仕事は山ほどあったし。

週末はクルマ、VWゴルフ試乗


メール20文字で済むような用事のためにわざわざVWへ出かけた。
要件は10秒で終わり、あとはコーヒー飲みながら。
ゴルフを試乗しますか、ときかれる。
現行のゴルフはGTIやRまで一通り試乗していたが
案外、普通のゴルフはしばらく乗っていない。
その上、最近年次改良したそうである。
ゴルフは今年ビッグマイナーを行う予定。
最近ではコネクトというWiFi対応とか頭金10万円プレゼント
みたいなモデル末期の年度末商戦。
1.4ターボのハイライン試乗。
久々にゴルフに乗ったがシートに座ると身体がちょっと沈んで包み込まれる感じ。
ベンチに座るような国産の背の高いコンパクトと対極のフィーリングだ。
家具店に行けばわかるようにどちらのシートが高級かは明白。
国産ではレクサスやスバルのWRXSTIがこんなフィーリングだな。
ゴルフは基本的にファミリー向けコンパクトなんだけどね。
走り出すと、シートだけでなくサスペンションもぐっと沈んで道路をとらえる感じ。
スポーツカーそのもの。
そのくせ、ゴツゴツ感がなく乗り心地は極めて良い。
コーナリングもついつい攻めたくなる、限界が極めて高く設定されている。
1.4ターボは数字以上のパワー感がある。
2ペダルにも関わらずちょいとホイールスピンをしてしまった。
日本人は高価なクルマを豪華なクルマと勘違いしている。
ゴルフは高価だが外観も内装もちっとも豪華ではない。
しかしながら、乗り心地や動力性能は上質である。
先日のティグアンでも感じたことだが、アイドルストップなどの
エコに関するマネージメントも進化している。
さすが世界の自動車のランドマークだけのことはある。
もう1つ
営業所に帰ってきて、営業マンが駐車場で誘導をしようとした時車内でアラート音。
後方に人がいる、ということだ。
安全技術も新型車が出るたびにどんどん進化している。

週末はクルマ、プリウスPHV試乗

2.プリウスPHV
話題の新型車である。
試乗車はフル充電状態なので基本的にEVである。
乗り込んで驚くのがバカでかい縦型のモニター画面。
基本的にはナビなんだけど、プリウス伝統のパワーマネージメントの模式図が見られる。
走り出すと、案外スピードのあがり方は良い。
プリウスやアクアのEVモードとはわけが違う。
少し重さを感じる加速だが実用は問題ないだろう。
先程のミライ同様パワーモードスイッチがある。
押してみた。
おおっ~である。
これまたエンジン(モーター)が入れ替わったように加速するではないか。
この手のクルマは燃費のために他を犠牲にすると思っていたが
何も我慢しなくていいことに気付かされた。
400万円はちょっとお高い気もするが、私のようなアンチ派もうならせるものがある。
ボディや足回りはトヨタの新しいシャーシだけあって、不満がない。
ある程度速度が上がってもハンドリングは落ち着いていて
ふわふわしたところがなくしっとりした感触である。
ノーマルプリウスより重厚感があるのはただボディが重たいだけではないと思う。

週末はクルマ、ミライ試乗


トヨタ店でミライ、PHV、HVの乗り比べ試乗会をやっていた。
そんなに混んでいないとのことで、出かけた。
1.ミライ
燃料電池自動車である。
本物を初めて見た。そして乗った。
車体が大柄なのは知っていたが、内装は豪華、高級車である。
シートもいいものを使っているようだ。
運転の仕方、始動のやり方に何か儀式はあるのかときくと
ノーマルのプリウスと全く同じだと言われた。
それどころか、パーキングブレーキは足踏式。
今時の高級車は自動解除なんだけどね。
走り出すと、いかにもEVである。
燃料電池自動車といってもそれはエネルギーの出処であって
パワートレインはモーターである。
電圧とモーターの出力で性能は決まる。
想像以上に動力性能は良かった。
パワーモードのボタンを押すように言われた。
ガソリン車ならシフトタイミングが変わってエンジンが唸るだけなんだけど。
目からウロコが。
加速力が違うのである。エンジンを載せ替えたようだ。
多分200馬力クラスの86より速いのではないか。
重さを感じるもののコーナリングもロールを抑えて安定している。
サスのストロークも十分あり、安っぽさがない。
800万円の価値があるかはもう少し試乗してみないとなんとも。
新しい乗り物だからねえ。
もう1つ
戻ってくると、後部下の排気管のあるべき場所を見ろと言われる。
ポタポタと水が落ちている。
燃料電池だから水が生成するのはわかっているが。
車内で操作するとドボドボと水が出てきた。
思ったより水ができるんだねえ。
駐車場などに排水設備がない場合のため貯まっている水を吐き出す機能だそうだ。

あの日

関東より東北側の人はそれぞれに3.11を思い返したに違いない。
我が家も少なからず室内の被害があった。
それよりも永遠につづくと思われた余震の恐怖は今でも忘れられない。
津波の被害に遭われた方たちの心の傷は計り知れないものがある。
ニュース映像でしか経験していない私たちには計り知れないのである。
テレビではそれをどのように伝えようかとしている。
被災者にスポットライトをあててドラマ仕立て。
本当にそれが被災者の本望なのか疑問に感じる。
さらに、復興がすすんでいないという。
いつも疑問に思うのが復興とは何か、である。
元の生活を復興とするのなら、津波で街が流されてしまったから
復興はあり得ない、という結論になる。
元の経済活動を復興とするのなら、もともとの経済の数値としての
指標を示すべきである。
さらに経済活動で数値化するのなら、今だに仮設に住む人達は復興の数に入らない。
さらに、被災者とは別に復興予算なるものが大量につぎ込まれていて
もともと無かった道路などのインフラが増設されている。
義援金だけではない、確定申告でわかるように国民から大量に搾取されている。
何度も書くが被災者とは別に道路や防潮堤につぎ込まれている。
経済だけで見れば、復興している。
ただし、被災者とは別である。
マスコミはひたすら家族を失った被災者の悲しみを伝えるだけでなく
義援金や税金がどのように使われているのかしっかり報道して欲しい。
こう言っては元も子もないが
家族や家を失った人の心に復興など永遠にありえない。
逆に復興という言葉を錦の御旗にして落ちてくるおカネを貪る人達がいる。
ビートたけしのコラムにも同様の内容があるので読んで頂きたい。
原発事故の被害者は全く別の話、混同してはいけない。