クマさんがいっぱい

北海道から東京までクマさん出没のニュースが毎日、そんなに心配なら、そんなに農作物を食べさせたくないのなら、そんなに人命のほうが大切というのなら、クマさんを皆殺しにするしかない。今の状況は生贄を与えて自然保護宗教を布教しているようなものだ。生贄にされる人にとってはたまったものではない。
クマ、シカ・イノシシなどは私らの知らないところで間引きをしているそうだがそれは一部の意識高い系の地域だけで大方は無策、したがって天敵がいない森の住人は増えるだけ増えている。そしてコイツラは人間より遥かに強い。たとえナイフやスプレーなど武器を持っていたにしても9割の人間は数分で殺されるだろう。それでも彼らを何から守るというのかね。

メガソーラー問題が伊東市釧路市から全国に波及している。熱海の土石流も原因はメガソーラーだったし。木を切って自然がなくなるという多数意見。でもね、自然の樹木や森などそれほど多くない。たいていは明治期から昭和期にかけで富国強兵で刈り取った山に植林したもの。育ちがいい針葉樹を中心に植林したのだが木材の需要減と輸入材と職人の減少で伐採期を迎えた樹齢50〜70年の木々が手入れされず、下層植生が貧弱になり、土壌浸食や水源涵養力の低下を招いている。
さらにいくら緑を増やそうとしても亜寒帯の北海道や温帯の日本では大した光合成は起こせない。世界の光合成の半分以上を熱帯雨林が担っている。もし二酸化炭素問題を言及するなら日本の自然よりも熱帯雨林に予算を使うべきだ。が、今や温暖化という言葉はあまり聞かなくなった。オイルショック、バブル、京都会議、中東紛争、3.11をへて温暖化より心配することができた。気候変動よりエネルギー問題のほうが大事なんだ。だから中緯度で35℃40℃になることは仕方がないということ。この代償の先にあるのがメガソーラーなんだろうね。政府は後押ししているし電気代から勝手にそのお金を取られているし。二酸化炭素にそれほど影響のない樹木を伐採してメガソーラーを作ることは必然なんだろう。ソーラーパネルの寿命が伸びたとはいえメガソーラーを作ったおっさんたちが死ぬ頃には大量のソーラーバネルの廃棄時代がやってくる。

35℃以上では人も植物も生きることはできないとされる。そして刻々とその時代が近づいている。
メガソーラーも緑地保全も、“哺乳類が住めない世界”の中での装飾的選択肢にすぎない。それでも金の亡者は高層ビルや大型商業施設を作るのに夢中である。テレビでも命のためにエアコンをじゃんじゃん使いましょうと言っている。
人間が賢く生き残ったとしたら100年前の平成令和の資料を見て「当時の人間は馬鹿だなあ」と言うのだろうね。今の人が100年前の戦争を始めた日本人を見るように。