夏日が142日

25度になれば半袖でいられる。というか長袖では暑い。さらに25度が最低気温だとすれば熱帯夜、つまり寝苦しい、寝ていられない、となる。
25度というのは、そういう気温なのである。夏という言葉に当てはまる。日本は四季があるはずだが3ヶ月ごとに入れ替わるはず、ところが142日というのは約5ヶ月ということになる。1年の4割が夏というのはいかがなものか。これは東京のデータなので中部関西九州になればさらに割合も上がるだろう。四季のある温帯気候ではなく亜熱帯の気候になりつつあるということだ。
政府も役人も大手企業もこのネタには一切触れない。もし追求されたとしても、日本だけの問題ではないと逃げるだろう。先進国、後進国関係なく逃げているのである。風力発電だの電気自動車だのと言い逃れをしている人達もいるが、建設製造コストまで考えれば焼け石に水なのはちょいと方程式や関数がわかる人ならすぐに計算できる。
彼らの頭には気温を1度下げて経済を1%下げるより、気温を1度上げて経済を1%上げることを選択しているのである。地球環境が良くなるわけがないのである。

人間は温暖化ですぐに困ることはない。子供の世代が食糧難を経験するまでは。環境の急激な変動で困っているのは野生動物。クマやイノシシの被害が多発している。人間に危害を及ぼすのなら躊躇なく殺してしまう。絶滅する寸前まで殺戮が繰り返されるだろう。ヒトラーユダヤ人を迫害した動機とほぼ同じ、イスラエルパレスチナを攻撃する動機とほぼ同じである。1匹でも目の前に出てくれば怖いのである。
殺戮や戦争を正当化して二酸化炭素を無意味に出し続けるというのも一緒である。
日本人は直接戦争に加担したり支持したりしないが、結局二酸化炭素やクマ問題をどう対処しているかと考えれば、やっていることや考え方は戦争している国と大差がない。