花見


基本的に植物が好きではない。
虫も好きではない。つまり身近な自然にそれほど興味がない。
都市部にいれば身近な自然などは厳密にはない。すべて誰かが植えた樹木、桜など最たるもの。100%人工物である。LEDのイルミネーションをきれいだと言うのと同じで一種のエンタメである。ただで見られるからとたくさんの人が浮かれているが、世の中にただのものはない。すべて血税なのである。したがって私は原則花見はしない。
しかしながら、嫁さんはごく普通の市民なので「桜を見に行こう」というのである。
というわけで町内にある桜の名所にスーパーへの買い物途中に行くことに。市内ではなく町内である。我が家の近辺にテレビに出るほどではないが、花見の穴場がいくつかある。普段は人気のないところだがそこそこの花見客がいた。

こちらは我が家から徒歩数分のさくらどおり。
交通量の多い道路沿いに桜並木がある。広い歩道もあるのでのんびり歩くことができる。私は花見には興味ないのだが、運動するように言われているので仕方なく1km程度歩いた。

数年前、コロナ全盛期の頃に京都の鴨川その他を歩いた。観光客がほとんどいない静かな花見ができたのは良かった。今年は京都も観光客でごった返していることだろう。コロナの時期でも嵐山はそこそこの人出でうんざりした。今年はどんなことになっているのか。想像するだけでうんざりだな。