台湾地震

午前にテレビを見ると例の津波トクバンになっていてびっくり。
警報は沖縄県地方、震源は台湾東岸、深さは浅い、M7.7。
直下だと震度6ぐらいにはなるだろう、台湾では揺れによる被害が出ている。
さて、津波警報、3mの津波が予測されたが実際は30cm、警報は早々に注意報になり民放は通常の番組に戻った。
3.11の津波予測の失敗から、津波予測は実際の数倍の数値にするというのが日常となった。少なく見積もって大きいのが来たら気象庁のせいにされる、というのを恐れている。保身というやつだな。ただ、科学者としてはだめだろう。いつも大きめに発表してしまえばいずれくる大地震津波に対して「予測は10mだから1mぐらいだね」となってしまう。つまり根拠のない数値ということだ。
もし、今の科学では津波の正確な予測は難しいというのならそう言えばいい。それなのに本島では10cm程度だったにもかかわらず、警報を出して航空機をすべて止めて何十万人を避難させた。予測ができないなら正直にそう言ったほうがいい。このまま、有耶無耶にすると警報の意味が伝わらなくなりいざというときに3.11のように大被害になる。

今年は年始に地震や事故で驚いた。そして年度初めに人的被害はないにしても新幹線や飛行機が止まってしまう事案。よくあることと思うか嫌な予感と思うかは人それぞれだが。

静岡県知事の記者会見
すでに昨日のニュースで終わりだと思うのだけど、せっかくのダークヒーローをマスコミは面白がって叩くのである。あんなやつを4期も当選させた静岡県民にも問題がある。
私が昨日書いたように、早速リニアの工事について大きく動いているそうだ。そもそもリニアが通ったら大井川水源が駄目になるというのはイコールではない。今回の静岡県の言動は駄目になる前提。なにかの開発や工事で地元に不利益が起きれば、それで保証をしてもらうしかない。例えば広島の新交通システムの工事のとき橋脚が落ちて死者を出した事故があった。それで新交通システムがだめになったということはない。羽田で航空機の事故のあと羽田空港が閉鎖されたわけではない。翌日から離発着している。可能性だけで反対とすれば国益は損なわれる。
リニアの工事はとっとと進めるべきだろうな。ただし、私はそもそもはリニアは反対である。なくてもいいもの。新幹線は従来の鉄道を進化させたものだったが、リニアはまったく新しい技術、定着するのは難しいだろう。
JR東海は全くその気はないだろうが、リニアを作るお金があるのなら新幹線の複々線化をやったほうがいい。熱海駅は山側に新々丹那トンネル、品川から地下におろして熱海の山側、三島まで直線にしてしまえば所要時間を15分以上縮められ新大阪まで2時間も可能だろう。さらに線路を増やすことで輸送量も増やせる。のぞみはこだまを気にすることなく名古屋に到着できる。新新横浜は海老名あたりになるかな。