南海トラフ死者 大阪府が過大試算

3.11以降地震に対する考え方が大きく変わった。
想像を絶する、過去に経験がないような地震災害が起こりうることがわかった。
何度かの津波の経験から構築した巨大な防波堤も役には立たなかった。
(被害の縮小には役に立ったが)
21世紀のこの時代に万単位の人命が奪われる災害が起きるとは誰も想像していなかった。
さかのぼっても阪神淡路震災、伊勢湾台風で5000人であった。
今の科学で災害を予知することは不可能。
それなのに「避難指示を出したか」とか「警報を出したか」とか
「災害の対策をたてていたか」などなど逆恨みのような批判を耳にする。
最先端の科学者でもわからないことを、一介の地方公務員がわかるはずもない。
それなら開き直って、最大限の被害予測をたてるのが正しい。
どんな災害が起きても「予測していた」といえばよい。
つまり、以前より大きな予測は公務員たちの保険みたいなものだな。
できるだけ大きいことを言っておいて、後で『2万人ですんだ』と言いたいのだろう。
保身しか頭にない愚かな人たちの戯言ではあるが
もともと自然に対して人間の知識や力はその程度のものでもある。