れいわ山本太郎氏に賛否

災害が起きるとこのときとばかりに活動的になる人がいる。
3.11では菅直人がヘリで福島原発に向かって大ひんしゅく。直接の原因ではないにしても原発事故の何%かの原因となった。
石原軍団もこのときとばかりに炊き出しに行っている。多くの人が喜んだということになっているが、タレント、用具、具材など多くの自動車で乗り付けることへ直接恩恵がなかった人にとっては大迷惑だという。

今回はれいわ山本太郎が視察に行って炊き出しをごちそうになったとのことで問題になっている。ポイントはなんだかんだ言ってはいるが、武勇伝にしたかったというのがミエミエだそうだ。現地の惨状を考えれば第三者が行くべきではないね。

現地では少ない道路を巡って交通渋滞が起きている。そこで災害派遣、緊急車両以外を通行止めにするという策がとられる。面白いのはマスコミが入っていない。地震翌日からニュース番組をカットしてお笑いばかり放送しておいて、正月休みが終わると使命感丸出しで現地でレポートしている。被災者は「マスコミも迷惑なんだよ」といえばいい。どうせ、被害の酷いところを探して「大変です」と絶叫するだけだ。その証拠に被害が酷い場所がどこなのか地図で示しているニュース番組はない。

今回興味深かったのが「支援物資を受け入れない」と早々に発表していたこと。これまでの多くの災害で支援物資の山の片付けの問題があった。どこかのニュースで「毛布が」と一言いえば全国から毛布の山、特に衣類などは「足りない」といえば古着がすごい量届くそうだ。どこの家も古着の処分に困っているところに「必要だ」と聞けば喜んでダンボールで送るのである。たとえ新品の衣料を送ったにしてもサイズや季節が合わなければただのゴミだ。
全国の公共機関や学校でも大量の飲水などの期限が迫っている在庫がある。災害支援となれば喜んで差し出すだろう。
すでにおむつや飲水など役所に届いているそうだが、必要なところへ分別して配送する人手も手段もないそうである。

避難所についても、いつまでも昭和の感覚。地元の役所や学校など、わざわざ水もない寒いところで固まっている。家も潰れてしまっているのなら危険で不便な現地にいる必要はない。バスで100kmぐらい離れた通常の生活ができそうな物資の豊富な避難所を作って移動させるべき。そういう援助地点を作れば物資もすぐに届くしいいと思うのだが。寒い、食べ物がない、水がない、風呂がないと困っているのならすぐに移動させるべき。3日もあれば金沢市富山市などに拠点が作れると思うのだが。
わざわざ現地に行ってひんしゅくをかうのなら、自分の政治力である程度快適な避難所を提供するのが政治家の仕事ではないのか。