『サンタ制度終了のお知らせ』

『サンタ制度終了のお知らせ』と突然母から受け取った手紙。その内容に涙が。
というヤフーニュース。

内容を見ると母親がサンタの役をやるのに疲れた、という。子供にわからないようにプレゼントを用意して、翌朝子どもたちが喜ぶのを、、というのを十数年続けたとある。
なんとも今風なのである。そこまでいい年した子供に親が媚びる必要があるのか。我が家のサンタは私が6歳位でおしまい。小学校に入るとクリスマスに欲しい物を買ってくれる、という形式になった。もちろんくだらないおもちゃは母親が却下、高額なものも却下であった。結局今の価値に直すと2000円以下の「別冊鉄道ジャーナル」だとか「別冊航空ファン」とか「〇〇年鑑」みたいな鉄道か航空か天体に関わるちょっとお高い書籍に落ち着いた。妹はリカちゃんみたいな人形が多かったか。
そもそもサンタクロースなどいないのである。それをもっともらしく子供に信じさせる意味がどこにあるのか。努力なしに報酬だけ得ようとする人間を量産しているだけではないのか。この記事の親は子供が中学生になるまでサンタを演じ続けたとある。これは子供のためと言うより親の自己満足、子供のためになっているとは言い難い。
昭和世代はこの論議に決着した。ユーミンの『恋人がサンタクロース』である。いい年してサンタクロースなどと言うのはそういうことなんだ、と知ったのである。実際この頃からクリスマスは恋人と過ごすというスタンダードができた。
私は大学生になってクリスマスは恋人とではないが、スキー場の宿で仲間と酒を飲むのが当たり前になった。
ちなみに私はキリスト教会幼稚園卒園、引っ越すまでは日曜学校に通っていたクリスチャン、サンタクロースはミサには出てこないのである。聖夜は神聖に過ごすべし、と教えられていた。
「我が家はクリスマスなど関係ありません」という知人がいる。ところが話を聞くとケンタッキーでチキンを買って、ケーキを食べるのだそうだ。完全にクリスマス一色である。
私はユーミンを聞くか、竹内まりあのあの曲を聞いている。先日クルマのラジオから小田和正のクリスマスソングが流れていた。昭和のクリスマスの定番といえばカーペンターズかなあ。あれを超えるクリスマスアルバムは多分ない。